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O2Oについて 

O2Oについて


最近、マーケッティングの世界でO2O(オーツゥーオー)という言葉をちょくちょく見かける。意味はオフラインTOオンライン、BtoBにもじって作られた言葉だ。
たとえば、オンラインのスマートホンのGPSマップなどを使い店舗を見つけてオフラインのリアルな店舗に誘導する、とか、ネットで価格を見てリアルなお店で買ったり、リアルなお店で商品を見てネットで購入するケースなどがO2Oに該当する。

私はあまりこの言葉が好きではない。どうもネットを中心に考えられた言葉で、オンラインに対するオフライン、普通リアルなお店はオフラインって言わないでしょう。だから意味合い的にはリアル対ネットという意味にとらえるようにしている。

当社ビジコムは、このO2Oに非常になじむ会社だと最近感じている。当社で作っているihoneアプリやAndoroidアプリの「みせめぐ」は、スマートフォン上のGPSで店舗を検索しお店に誘導するシステムだ。これは当社が長年お店のPOSシステムを運用してきて、その延長線上にお店にお客を誘導することが必要だと思って作ったアプリだ。常にお店に来る常連客だけではなく、そのお店を知らない消費者にもお店を知らしめて、誘導をすることが今後の店舗系システム会社の使命だと思っている。これらのiアプリやAndoroidアプリはもろにO2Oマーケティング商品であろう。

また当社はリアルなPOSシステムを1万店舗近く運用してオフライン側では大きな役目をおっている。ここ近年当社はPOSシステムとネットサイトとの連携を強化してきた。
「ECPOSリンク」と呼ばれる商品がそうだ。
現在のお店形態はリアルなお店が、楽天やアマゾン、直営店ネットサイト上にも店舗を持つことが増えてきた。またネットサイトを運営していた会社がリアルなお店を持つことも増えてきている。

ネットサイトやリアルなお店を運営してきて困ることが在庫管理である。ネットサイトやリアル店舗ごとに別々に在庫を持って管理するならさほど手間はかからないが、それでは在庫負担が2倍、3倍となる。通常のお店は当然在庫を一か所に集中して管理、在庫を切らしたり過剰在庫にならないように管理する必要がある。在庫を一か所で管理すると物理的や経費的には都合がいいが、それを管理する担当者は大変な作業になる。
あるネットサイトで売れれば、リアルな店舗在庫も減らさなくちゃいけないし、リアルな店舗で売れればネットサイトの数だけログインしそのサイトの在庫を人為的に減らしていかなければならない。
最初は家賃がさほどかからないと思って始めたネットサイトがそれを管理するための事務員がお店の人間と兼務できなくなり、そのために人を雇ったりとリアルな店舗を出しているのと変わらないような経費が掛かることとなる。

「ECPOSリンク」は、ネットサイトやリアル店舗で売れた在庫をお店のPOSシステムとネットサイトで自動的に調整するためのシステムである。これを導入することにより無駄な人件費を抑制し、在庫のない商品を売ってしまうトラブルを防止することが可能になる。

オフライン上のリアルな店舗をネット上のサイトに連動させようとすると、POSシステムの対応が必要となる。通常であればPOSシステムとは別のPCを導入し、POSとPCを連携させ、PCとネットサイトをつなぐ必要が出てくる。こうなるとPOSとは別な投資が必要となりリアルなお店には大きな負担をかけることとなる。
その点パソコンPOSであるならば、PC上でPOSアプリケーションが動いているためネットと連携させるアプリケーションをインストールするだけでいい。また当社のパソコンPOSシステムを使っているお店であるならばすでに1万店舗ものPOSシステムを稼働しているため、アプリケーションのインストールだけでネットサイトとの連携が可能になる。

オンライン上のネットサイトは多数のサイトが存在し競争が激化しているが、オフライン上のリアル店舗は、まずPOSシステムの入れ替えが発生し、そのシステムがパソコンPOSである必要性が生じ、かつそのシステムで在庫がきちんと管理されていないとうまくネットサイト上の在庫も管理することができない。

リアル店舗上の在庫管理ができるパソコンPOSシステムを開発しているメーカーは少ない。そのため当社は、オフライン側のシステム担当ができる結構貴重な存在となりえる。

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お店でのfacebookページの効果 

最近になって急激に友達がfacebookをやるようになってきて、
情報交換という意味で非常にfacebookが役に立ってきている。

その中でも特に感じてきたのが、facebookページを通じての宣伝効果である。
facebookページは、つい最近まではファンページと呼ばれていたが、
その名の通り企業やお店などの紹介ページである。


端的に言うが、
お店を経営している人たちは、早めにfacebookページを作るべきである。
たとえば、下記のページを見てほしい。

http://www.facebook.com/pages/cafe-eight/195797147144869?sk=app_205521576149308

facebookページの中で作られたお店の紹介ページである。
写真と文章を程よくちりばめた美しい店舗紹介ページが出来上がっている。

facebookページ自体は、現状無料であり(将来は有償なのかもしれないが)
かつ、何よりもfacebookページが優れていることは、
このページで「いいね」を押すことにより、押した人の友達全部に広がっていくことである。

これを仮にくるなびの紹介ページだとすると、
ページ自体が高額有償で、デザインも面倒で、
そして何よりも、そのお店の紹介ページを検索する仕組みも古臭く、
駅や業種からしか探すことができない。
そして、その店を見つけたとしても、
チェックイン機能もなく、いいねもなく、そのお店を広げていく手段を持たない。

そう考えると、次から次に輪が広がっていくfacebookは、少しウザくはあるが、
すばらしい機能の連続である。
今後のぐるなびや、食べログの将来が危うい気がしている。

ただ、現状のfacebookは、そのお店のfacebookページに至る手段は、
検索か携帯やスマートフォンでのスポット、チェックインが主力なので、
そのエリアにいる人や、そのお店の名前を知っていることが条件となる。

お店にとってみると、その紹介ページをたくさんの方々に見てもらい、
お店に来てもらうことが重要条件でもある。
そのために、GPSの近辺検索だけではなく、住所や駅、電話番号、業種など、
絞込みのできる検索サイトでまず見つけて、facebookページに導くことが重要になる。

そういう意味では、弊社みせめぐは、そのお店に導くため多重検索機能を持ち、
そして一度来てくれたお客様を携帯会員登録させる機能は重要となる。

弊社でも店舗を紹介するページの作りこみは重要だと考えていたが、
お店に二重の店舗紹介ページを作らすのではなく、
facebookページを主体に作らせてそれに繋ぐことが需要であると考えられる。

お店に余計な負担をさせないこと、
これが私たちのシステム提案をする上で重要なテーマである。

お店は今すぐfacebookページ(店舗紹介ページ)を作るように推奨する。

家計簿マーケティング 

家計簿マーケティング

先日、会社で運営している家計簿サイトJANKEN.JPを、
プロモーションのできるサイトとしてリニューアルし、
学校に通い始めマーケッティングを意識し始めてから、
今自分がやりたいものは何だと考えてみた。

マーケティングの学問の世界では、マスマーケッティングより
ターゲットマーケティングのほうが現在の世の中の主流らしい。
普通にテレビを見る限り、マスが主流だと思ってた。

ターゲットマーケティングと考えたとき、
やはり20代女性とか30代男性既婚者とか、
大雑把な囲いを持ってターゲットにしているのであろうか?
ただ同じ20代女性であっても派手な人も地味な人もいるし、
A社の化粧品が好きな人も、B社の化粧品が好きな人もいる。
ターゲットとしてはあまりに大雑把過ぎて、頼りがいが無い。

それなら今、自分画やり始めている家計簿を使ったらどうなるんだろうか?
家計簿といってもJANKEN.JPは、JANバーコードを読ませる家計簿だ。
バーコードを読ませるわけだから、商品を一品一品登録する。
だからA社の商品と言うわけではなく、A社のこの化粧品という単品の指定が出来る。
商品を買った人を特定できるのだから、かなりのターゲッティングだ。

その家計簿でマーケッティングを行ったらどうなるんだろう?
疑問に思い、「家計簿マーケティング」という言葉でGoogleを検索したら、
”家計簿”or”マーケティング”という複合検索では抽出できても、
「家計簿マーケティング」というドンピシャの言葉での抽出が無い。
ということは、まだ家計簿マーケティングという概念は存在していないのだろうか?

家計簿と言うと、「食料費」とか「光熱費」とか
大雑把な科目で計算されるので、単品を指定した概念が無いのかもしれない。
そうであるならば、あまりターゲットマーケティングで利用しなかったのも無理は無い。

今、家計簿にて単品で何をかったのか把握が出来て、
そこから消費者の趣味や嗜好、仲間やコミュニティーが出来上がれば、
それなりの価値が生まれてくるんだろうと思ってる。

家計簿でマーケティングをやること、
家計簿でプロモーションを行うことはなかなか説明では難しいが、
なんとなく自分の中に方向性が見え初めて、面白い。

経済学とマーケティング 

火曜日から大学のビジネススクールに通っているのだが、
何人かに何を勉強しに行ってるの?と聞かれた。

社会人になって、改めて大学に通うのは今回が初めてだが、
私が今回受講したのは2講座ともマーケティング、

それもひとつは、初級のマーケティング入門コース(笑)
そしてもうひとつはマーケティングの戦略ゼミコース、
そして、もうひとつWebマーケティングコースも取りたかったのだが、
さすがに週三つは、曜日がダブっててだめだった。

私が大学を卒業したのは、1985年なので23年前、
それも政経学部の経済学科だったので、
マーケティングのマの字も学ばなかった。
(いや、学んだかもしれないが忘れてる)
当時は経済には興味があったが、商学にはあまり興味がなかった。

しかしここ数年、
私がやってる主な仕事はマーケティングかなと思うようになってきた。
当然、会社の代表もしているわけだから、そればかりやってるのではない。

社長業の合間に、新しい商品を開発して、
それをどのように売ろうか、どうすれば売れるかは、しょっちゅう考えている。
それは、マーケティングの仕事ではないかと考えてた。

実践で動いているわけだから、現場には強い、
そして人を動かすことも指導することも、誰にも負けない。

しかし、いつも思うことなのだが、言葉ではこうしたいと表現できても、
それがどういう提議の言葉に当てはまるのかまるっきり見当が付かない。
言葉の定義をまるで知らないのである。

これは現場ばかり動いていたがため、学問をしていないがための弊害である。
しかしそれに臆しているのではない。

そして少しばかり学んでいくと、
経済学とマーケティングの違いが見えてきた。

私なりに感じたことは
経済学はグローバルであり、マーケティングはローカル、

たとえば、
いくつもの銀行を平等に成長させようとするのが経済学。
いくつもの銀行が危機に陥ったとしたら、
出来るだけ、どの銀行も生き残らせて、
たとえ崩壊したとしても、軟着陸させ影響をこうむらないような政策を取る。
全体の幸福、全体の安定を望むのが経済学、
ただし、バランスが崩れたときは、大きな影響をこうむる。

方やマーケティングは、
同じ商店街の中で3店舗の薬局があった場合、
いかにライバル店を潰して自分のお店が生き残るのかを考える学問、
そのため、常に競争を意識し、抜き出ようとする学問。
常に競争しているため、均衡のバランスを崩して勝ち残る。
マーケティングは、日本語に直すと競争学なのかもしれない。

少し見えてくると面白いもんで、
今まで自分が歩んできた行動と見比べてみる。

ああ、やっぱり知らず知らずのうちにマーケティングを
実践してたんだなと感じる。
なんだ、ここに書いている内容は、
今私が実践していることばかりだなと、感じる。

言葉の定義も、法則もなにもしらないまま、
プロモーションサイトを立ち上げてしまった。

まあ、後から定義は当てはめていくことにしよう。