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ライフログサミット2009、参加 

昨日は、「ライフログサミット2009」、
表参道の会場に約300人くらいが集まった。

あまり広くない会場のためか、席は満席で、
ライフログというキーワードにこれだけの人が集まったのは初めてだろう。

主催した雑誌、日経コミュニケーションでも
「ライフログ」というキーワードを去年の秋あたりから使い始めたらしい、
それまでは「行動履歴」や「行動支援」という言葉で表現してたとのこと。
名実共に「ライフログ」という言葉が独り歩きを始めた日だと思える。

先日お会いして2時間弱お話させていただいた佐々木俊尚氏は、
「web2.0で情報が爆発し、的確なピンポイントで情報収集が必要になった」と述べた。
ライフログが必要になった背景を的確に言い当てている
確かに、インターネットのブログやSNS等々によって情報が爆発した、
だからこそ、絞り込んだピンポイントの情報が必要になる。

そのあと、NTTドコモの前田氏が「i コンシェル」について、
野村総研の安岡氏がポイントサービスと企業の結びつきに付いて、
KDDI総研の小塚氏が次世代携帯サービスについて講演を行った。

野村総研の安岡氏への質問として司会者が、
「ポイントで大企業同士のアライアンスが強化されると、中小企業は取り残こされるのでは?」との質問に、あまり明確な回答がされなかった。
私は、それだからこそ私どもが中小企業をつなぐシステム屋として重要なんだ、と考えてた。

単店、中小チェーン店が大企業とアライアンスを組むことが難しいからこそ、
パソコンPOS、ASP本部管理、ポイントリンクを使って中小企業連盟をやりたいと考えている。
POSシステムさえ入れ替えれば、ポイントのオープン化は十分可能だ。

i コンシェルは、スケジュールや電話帳、トレカから履歴の収集をしているそうだが、まだまだ情報収集に苦労していると感じた。家計簿との情報のリンクが出来れば十分な執事と連携できる情報になりえるだろう。

KDDIは先日ビジネスサテライトで見たバーコードを携帯で読み込ませて、商品を紹介したり店舗を紹介したりという未来環境を説明してた。これは今私がJANKEN.JPでやっていることに非常に良く似ている。

ライフログは携帯会社が非常に力を入れているのがわかったが、携帯会社だけが単独で情報収集をしても消費者も中途半端だし、集めた情報をマーケティングとして利用したい店舗やメーカーも形態会社ごとに分断された消費者だと使いづらい。

POSからあがる購買履歴や家計簿の持つお気に入り店舗や商品の情報がうまくマッチングすればかなりのリコメンドが可能になると思われる。

私としても携帯のプラットホームは非常に魅力であり、いろいろな会社となにかアライアンスが出来ないものかと考えている。
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ライフログと家計簿 

先日、テレビ東京ののワールドビジネスサテライトを見ていたら、
不況に挑む販売「新手法」 というタイトルで、「ライフログ」を紹介していた。
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/2009/03/post-445.html

「ライフログ」=消費行動履歴をデータ化、
ということらしい。

amazonnなんかで買物をすると、
「この商品はを買った人は、こんな商品も買っています。」というように
商品をお勧め、誘導するレコメンデーションの技法は以前から知ってはいたが、
恥ずかしながら、このキーワードは初耳であった。

当社では以前から、フリー家計簿サイト「JANKEN.JP」を運営しているが、
家計簿はまさにライフログではないかと感じ取っている。
そう考えると、私は無意識にライフログシステムを構築していたことになる。

通常の家計簿では、食費とか雑費とか科目でしか記録をしないが、
当社の家計簿はJANバーコードを機軸とし、商品単品レベルで記録している。
また買ったお店もマッピング化し、単店レベルで記録し、
POSと連動し自動で家計簿をつけるシステムも確立している。
ポイントを用いたユーザーに還元できる仕組みを確立し、
公開家計簿という形のため常に自分で意識的に記録し、
プライバシーの問題もクリアできている。
そして、今その家計簿サイトを使って商品、および店舗のプロモーションを始めている。

私が一番懸念していたのは、
家計簿というマイナーな手法のため、あまり注目されないのではないかと思っていた。

ただ、以前から私は、
消費者が個人の消費行動やプライバシーを出したがらないのは、
出すことによってデメリットばかりが多いから出したがらないのであって、
ちゃんとしたメリットや見返りが感じられたら、半数の人たちは合意をすると考えている。
そのメリットとは何か?
自分の消費行動に応じた、きちんとしたおすすめ商品や購買誘導であると。

自分が意図しない商品のお勧めやDMが送られてくるから迷惑なのであって、
自分の行動にあった商品やサービスを提供されることについてはそれほど抵抗が無いはずだ。
押し付けがましくなく、さりげない誘導は心地の良いものである。

これは高級ホテルでの個人個人に合わせたサービス提供に似ている。
名前を覚えられて、部屋に自分の好きな花が飾られ、心地の良い枕、いつも読んでいる新聞、記念日へのサービス、これらのサービスを提供されてプライバシーの侵害だ、気持ち悪いと思う人は少ないだろう。

今後益々、ライフログの浸透で個人と店舗、企業との結びつきが強まっていくことであろう。
これは私が提案する消費者と店舗と企業の「片想い解消プロジェクト」の流れに等しい。

ただ私の考えるライフログ=家計簿は単なる消費の記録に留まらない。
消費の中には食料品もあるし家具もあるし鞄やバックなどのブランド品、家電製品も含まれる。
ここには私が以前書いたブランドトレーサビリティの考え方も含まれる。

消費行動は年代によって変化していく。
たとえば、子供がいる家庭は成長によって消費が変わり、住宅も医療費もすべてが変動する。
消費行動には必ず時間軸があり、買う商品も変わってくるし、出費も変化する。
メーカや店舗から見れば、消費者が移り変わっていくことになる。

この消費行動をうまく追跡できるのがライフログであり家計簿であり、
消費者と店舗、メーカをうまくつないでいくのがプロモーションである。
数千店舗にPOSシステムを導入している我が社だからこそ出来る手法がいくつも残されている。

追い風である。

家計簿連動POS 本日発表! 

本日、新製品、
家計簿連動POSシステム「BC家計簿リンク」を、プレスリリースさせていただきました。
http://www.busicom.co.jp/news/press_detai/jkpro.html

このシステムは、
お店で買物をすれば、
自宅に帰ってPCを開けると、家計簿が出来上がるってこと。
自画自賛、画期的です。

いままで、誰も出来なかったシステムが出来ました。

POSと家計簿をつなぐ発想は、以前から多くの人たちが望んでいたが、
結局は、それをつなぐインフラが必要だった。

当社の優位性は、
すでに6000店舗にPOSを導入してて、
すでに約1000店舗がネット上で繋がっていて、
約一万人の家計簿会員がいるということ。

お店は、すでにPC、ネットのインフラが出来上がっているので、
一切設備投資、お金をかける必要が無い、

そして家計簿をつける消費者は、
家計簿をつける面倒が無くなり、家計簿をつけるとポイントがもらえる。

そしてメーカーは家計簿消費者に、
アンケート、モニタ、プレゼント、お試し、
そしてお勧めクチコミブログの販売促進がかけられる、

3年かかってやっと一つの形になりました。

この商品の説明を、セミナーにて紹介します。
http://www.busicom.co.jp/news/detai/ibm.html


片思い解消プロジェクト 起動! 

以前、5月に書いた「片思い解消プロジェクト」
http://bceo.blog22.fc2.com/blog-entry-177.html

昨日、10/1に起動し始めました。
その名を、「JANKEN.JPプロモーション」

http://www.janken.jp/

http://www.janken.jp/promoter/help/help.html

家計簿と連動するASP型商品販売促進サイトです。

以前書いたように、
消費者はメーカーに片思いをし、メーカーは消費者に片思いをし、
お互いに思いがすれ違っている。

その原因は、出会いが無いこと。
それで出会いの場を作ってあげることによって、片思いを解消しようってことだ。

そしてそのキーワードは「家計簿」だった。

家計簿と連動した販売促進を行うことで、
常に購買してくれている消費者とメーカの接点が図れる。

消費者には、ポイントをバックすることにより還元する。
メーカーは消費者の購買により口コミ宣伝をされ、メリットを受ける。

今回のJANKEN.JPプロモーションで行ったことは以下の四つ、

①買物ポイント(購買してくれたユーザーに倍率アップしたポイントバック)
②ブログポイント(推奨ブログを書いてもらってポイントバック)
③アンケートポイント(アンケートに答えてポイントバック)
④バーナーによるキャンペーン、販売サイトの告知

いつも自社の商品を買ってくれるお客様にうまく還元し、
もっともっとファンになってくれればいいと思ってる。

うまくお互いの片思いが解消できればいいな。


片思い解消プロジェクト、 

片思い解消プロジェクト、始まる

「片思い解消プロジェクト」ってだけ書くと、
恋愛かなんかのことに思われてしまうけど、
一応これはビジネスの話。
いつも勝手に私が名付けてしまうんだが・・・・・・・

これはメーカや宣伝関係者から見たら従来には無い宣伝方法である。

正確に言うと、”消費者の片思い解消プロジェクト”、
これを略して「片思いプロジェクト」

一般の消費者が買い物をしてて、
好きな商品や好きなブランドがある。
その商品を頻繁に買ったりしているのに、
商品のメーカーやお店には、その気持ちが届かない。

これが消費者(ユーザ)の片思い、である。

とはいえ今までは、
メーカーは商品をお店に卸してしまうと
誰が自社の商品を買ってくれているのか皆目見当が付かない。
そのため、
いつまでも消費者とメーカーは繋がらないまま、
すれ違いを起こしている。

このすれ違いを解消して、
消費者とメーカーとを引き合わせようと言うのが
このプロジェクトの目的でもある。
そしてプロジェクトは、
この消費者の片思いをなくすことを考えてる。

メーカーは、誰がその商品を買ってるのか把握できて、
消費者は、日々買っていることをメーカーにアピールできて、
それが出来れば、消費者とメーカーの距離が一気に縮じまる。

今までメーカーもいろいろな手段を持って、
この片思いをなくそうと努めてきたことであろう。
しかし、今まではそれを解消する手段が見つからなかった。

多くのメーカーは宣伝することは力を注ぐが、
売った後のフォロー、サービスは非常に弱く、
多くの商品が売りっぱなしになってしまう。

宣伝CMは落下傘部隊のように、
目標も無くただ単に多く、広くばら撒くだけで、
消費者が何を望んでいるのか捕まえられないままである。

多くのCMや宣伝によって、せっかく掴んだファンも、
ファンに対するサービスや対策が何も無ければ、
ほったらかしと見えて逃がしてしまう。
いくらその商品が多くのファンを持っていたとしても、
消費者(ユーザ)は諦めて、別の商品を買う。

消費者はいつも片思いである。
消費者の気持ちは届かないまま、
多くのファンを取り逃がしてしまっている。

また、困ったことに
その商品のファンであればあるほど、
サービスも何も無かったときの落胆は大きく、
あきらめていちど憎悪に走ると、
そのメーカーのすべての商品も二度と買わないといった傾向にまで
走ってしまうユーザーもたくさんいる。

消費者の片思いは、多くのものを望んでいるのではない。
ちょっとしたサービスや、ちょっとした案内、
そして自分がファンであることを知っていただきたいのである。

その対策として具体的には、
食料品や生活雑貨、小物などは、弊社のJANKEN.JPサイトにて行う。
JANKEN.JPは、消費者とメーカーをつなぐことが出来るサイトとである。
消費者は何を買ったかメーカーにアピールでいるし、
メーカーは誰がその商品を買ったのか知ることが出来る。

お互いの気持ちが伝わる環境に置いたとき、
お互いの片思いが解消し、このプロジェクトが成功に終わる。

片思い解消プロジェクトは、まだ始まったばかりである。
まだ具体的なことはかけないが、来月後半には発表したい。
ぜひ、メーカや宣伝に携わる人々にぜひ注目していただきたい。