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1997/12/11「ある銀行マンの話(早期是正措置)」 

<過去ログ>1997/12/11

最近やたらと企業向け金融の女性から電話がかかってきて「300万までは保証人無しでお金を貸しますよ」なんていう勧誘が増えています。どこで調べたのか「うちは結構です」などと断っていますがその話術の巧みさは並大抵のものではありません。

お金を借りるのは銀行だけではないのですが、銀行の貸し渋りは最近やたらとマスコミで目につきます。特に中小企業は、銀行がお金を貸してくれなくて困っている会社が多いのです。銀行も危機感を持ていてもし格付けが悪いと庶民につぶされるという危機感も持っています。

今日ある銀行の人とお話をしてて少しばかり銀行の内情も分かってきました。どこに行っても景気の悪い話しばかりで、状況の悪さを実感しているようでした。一番嘆いていたのはBIS規制の件で、自己資本比率を8%維持するために本部にの方からは貸出しに対する制限が厳しく貸したくてもなかなか貸せないのだそうです。どうにかして8%以上、またよければ9%以上を達成したいとのことです。その達成度によって銀行格付けが決まるのではないかなどともいっています。銀行の本部が特にここ最近がここまで徹底して制限をかけてきているとは気づきませんでした。

お金を貸したらBIS規制は達成できず、お金を貸さなければ収益も上げられない。あらゆる矛盾が発生しています。
私はこの件に関してっきり最近の景気が悪いせいばかりだと思っていましたが、このような外圧、政治がらみの問題にておきているのであれば、なんだか政治がらみで解決できそうな気がします。
来年3月末のBIS期限期日に達成できれば、また銀行の貸し渋りが解決するという見込みもあります。
しかし達成できなければその銀行の将来はあまりありません。

最後に言っていたのが「橋本さんが期限を少し先に延ばしてくれたら?」なんてぼやいていましたが、金融の評価基準が国内だけではないのですからそうはいきませんよね。また期限を少し先に延ばしたら、貸し渋りの期間も延びてしまうのではないでしょうか?
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