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2000/04/25「子供を持つ親、2000年の憂鬱」 

<過去ログ>2000/04/25

日々の事件で憂鬱な毎日が続いている。
特に身内の殺人や誘拐は目に余るものがある。
なぜ人の心はこんなに殺伐としているのだろうか。
ちょっとしたことに我慢のできない子や大人が増えている。
自分の思う通りに行かないとすぐに相手を殺したり、傷つけたり
小さな子を持つ親として、
自分の娘にもしこのようなことがあったらと思うとやりきれない。

山口県の光市で起こった事件も
池袋の事件も
埼玉県の桶川市の事件も
京都の事件も
沼津の事件も
みんなみんなある日突然、誰も知らない人間がやってきて
自分の親族の命が失われる。

たぶんもし私の周りにこのような事件が起こったならば
私はターミネータになってたぶん犯人の命をねらうであろう
しかしながら現在の法律では私刑は禁止されており
また、法律では被害者の人権や擁護が乏しい
目には目を、歯には歯を
どこの誰が無差別な殺人を起こすのかわからない
この脅威は小さな子を持つ親にとって計り知れない。

いじめやレイプや犯罪を犯す者よ!
すべての被害者が泣き寝入りをすると思うな
おまえたちが犯す罪は必ずおまえたちに返ってくるものだと思え
と、新聞を読むたびに思う私は過剰なのだろうか。

人を思いやる気持ちが乏しい自分勝手な社会
ビジネスの社会においても自分さえよければいいと考える会社が多い
相手をつぶしてまで自分の利益を追いかけようという風潮が蔓延している。

儲かる商売だったら何でもやるという風潮
ある会社は本業の家電から保険まで手がけて
いずれは銀行、証券、投資顧問、雇用介護までやるのではなかろうか
だれもマスコミはこの会社を批判できない。
広告宣伝という莫大な費用がマスコミの口封じをしている
しかし確実にこの会社が拡大することによって、
嘆いている人たちが増えていいるのも確かな話である。

自分さえよければいい
この考え方が現在の犯罪やあきらめムードを助長しているような気がしてならない。

唯一うれしい話がある。
先日バンダイという会社は、社員に3人目の子供が産まれると100万円を支給することを発表した。

私のホームページなどは見ていないかもしれないが、
玩具会社として子供を増やしたいという意見がしみじみと感じる。
昨年生まれた子供の数が121万人(平成10年)である。
ちなみに1人生まれたら100万円支給するとして1210億円である。
どこぞの百貨店の債権放棄よりもずっと少ない金額である。
このようなプランも錬れない社会なんてなんて無力なんだろうか


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