fc2ブログ

発行2001/03/05 「リテイルテック2001、桜花道播磨坂」 

<過去ログ>

BCPOS メールマガジン NO.0006

==========■■■  BCPOS メールマガジン ■■■=========2001/03/05
   No.006 発行者:中馬 浩

■ 近況報告

みなさん、こんにちは。ビジコムの中馬です。

今年に入ってから急激に経済状況が怪しくなりました。
よく考えてみると、私どもが中心になってやっているリサイクル業もデフレ業種
いまや店舗20店に1店ぐらいの割合でリサイクル店が増えています。
私どもが10年くらい前に手がけたTVゲームなどは、子供の世界
ファミコンやスーパーファミコンをリサイクルしていました。
その子たちがすでに携帯電話やユニクロで買い物する世代に育っています。
当然、リサイクルに抵抗のない世代で
本、CD、TVゲーム、洋服、子供服、電化製品、スポーツ用品、家具、ブランド品
すべて、定価の10分の1くらいの値段で買えて
何でもリサイクルできる環境が整っています。
百貨店やスーパー、コンビニ、ユニクロ、しまむら、までは経済統計に集計されても
リサイクル業種って経済統計に集計されるのでしょうか?
たぶん、今のままでは無理でしょう。
そんなことを考えるとデフレ経済、もっと深刻に進んでいるように見えます。

私の頭も、ある意味ではデフレ経済になりました。
今まで普通だった髪の毛を
最近はやりの「スポーツ刈り」に髪型をカットしてしました。
これでしばらく床屋に行く必要がありません。
スポーツ刈りがはやっているのもそんな理由があるのでは
これも1種のデフレ経済ではないかと

とはいうものの、うちの7歳の娘は
「パパイヤだ、前の髪形がいいい。もう近寄んない。」
なんて言い出す始末!
「1歳の娘は、いつものパパと様子が違うみたいで遠巻きにして近寄ってこないし」
どうも娘連中には不評みたい。
自分を実験台にするには、少し影響が大きすぎて
特に髪を切ることには色々な思惑が想像されるようです。
このイメージチェンジがいい方向に向かえばいいのですが。
良きにしろ、悪きにしろ色々なところに波紋を広げています。

■ 波紋

まっ平らな水辺に一つの石を投げるといくつもの波紋が生じる
あえて波紋を広げる必要がないのに
最近、自分でもやたらと波紋を広げるような行動が増えてきている
ただ、ひとついえるのは、いつまでも変化がなくじっとしていると
澱んだ空気や水が生まれ徐々に悪い方向に変化をしていく。
水辺は波や風が発生することによって浄化作用が働きます
人間変化を求める動物のため、不思議な行動を起こすのでしょう
ただ、一つ言えるのは、
今あえて波紋を起こしていいるのは、波紋によって流れを良くし、
今よりもより良い方向にしたいがための行動である、ということ

「レントウェア」という言葉も一つの波紋として広がってきています。
この言葉は、あえて言いますと私が作った言葉です。
その「レントウェア」という言葉が、私の周りでは一般的に通用するようになってきました。
以前はソフトウェアレンタルということで、いちいち注釈を入れていたのですが
「ソフトはレントウェアですから」、っというと、ふんふんとみなさん納得している。
特に、ホームページを見られた方や、この業界の方は納得が早い。

この言葉は、8年前に商標登録をしようと思ったのですが
あえて登録をするのをやめました。
というのは、今後はソフトをレンタルする考え方が増えるだろう。
そうなった時に、ひとつの言葉がみんなで使えるようにしたいと。

ただ、ソフトをレンタルすることはかなりの勇気が必要でした。
まず、最初に考えたのは収益性の問題。
普通に売れば一度に回収できる金額を先延ばしにしなくてはならない。
どれだけの数を売らなければならないのか想像つきませんでした。

次に代理店の確保の問題
ウン十万円もするソフトであれば、多くのディーラーが売ってくれるだろうが
1本売って一ヶ月*千円の利益では扱ってくれるところが少ないだろうという点
大手のディーラでは、ソフトをレンタルで扱う概念がなく最初は紹介すらありませんでした。
しかしこれも、保守費用的な概念で扱ってくれる大手ディーラーも出始め
「レントウェア的な概念も検討せねば」なんていってくれる担当者も増えました。

パソコンPOSもその波紋の一つでしょう。
レジ型のPOSに比べ、格段に値段の差が生まれています。
値段の比較のなかったPOS業界に、パソコンという石が投げ込まれて
上下に大きな波が起きています
私は、すでにPOS業界はパソコン業界の一部になったと思っています。
こんなことをいうこと自体が、波紋なのかもしれません。

経済も政治ももっともっと波紋が起きてほしいと思っているのは私だけでしょうか?

ちなみにこのメールマガジンは現在450人の登録があり、
それらの方々にこのメールが届きます。
その方々には、どんな波紋が広がるのでしょうか?

■ BCPOS 営業状況

BCPOSは現在1800セットに達しました。
その使用状況で最近感じるのはメーカーの直営店が増えてきたということです。
化粧品、スポーツ用品、ブランド製品、洋服、小物
これらに共通していえることは、市場動向を見極めるための出店が多い事です
今まで顧客管理も何もできていなかったお店に対して
顧客の極めこまやかな動向を観察しスピーディーに対応したい
そのためには、複数店舗の場合、本部管理等の仕組みも増えてきました。
メーカ直営店の場合、新店の出店が多く、既存のPOSシステムにとらわれない考え方が
多くの導入になっているのだろうと思います。
発想の転換が今求められており、
発想の転換ができるものだけが生き残っていくのだろうと思います。

また、パソコンそのものとして使用する用途も増えてきました。
たとえば、レセプトのシステムとPOSの組み合わせ
今までの薬局では調剤のコーナーで市販の風邪薬を買おうとすると
「向こうのレジで清算して下さい」なんていわれることが多く2度手間でした
これは、レセプトのシステムとPOSの共存ができなかったために
お客様に不便をかけていました。
でも、パソコンがベースであればレセプトのシステムもPOSのシステムも
アイコン一つで共存でき、同じパソコンで動かすことができます。

このように、パソコンの一アプリケーションの位置付けでシステムを選んでいただくことに
大きなメリットがあるような気がします。

■ リテイルテック2001

今年もこの時期が来ました。
毎年、3月に東京ビックサイトで開かれる流通業最大の展示会です。
3年前まではパソコンPOSはPOSシステムの異端児で
価格破壊の代名詞とまで思われていました。
しかし、いまやPC-POSは流通業での根幹をなすまでになりつつあります。
それだけに、似たようなシステムが増えてきました。
4日間会場にて色々なメーカの間で、自己主張し続けなくてはなりません。
今年も、マイクロソフトブースで展示を行ないます。

今年の目玉は、
35万円セット、パソコンPOS一式、
39万円セット、パソコンPOS一式+ハンディ付
39万円セット、パソコンPOS一式(15インチ液晶ディスプレイ)
です。

まず、これだけの予算でシステムができるぞ!というアピールと
安くても十分な機能的を持っているぞ、という主張です。

■ 楽天 パソコンPOSセンター
昨年の9月にオープンした楽天、パソコンPOSセンター
POS周辺機器を通販という形に持って来て
思った以上の反応にいまさらながら驚いています。
通販商品の買い方っていうものは面白いもので
型番等で検索を行い、その中で出てきた金額の一覧の中で
一番安いお店で買う。シビアです。
最近では1度に500台にもわたるバーコードリーダの注文や
20台~30台ものドロアの注文が次々に入ってきておどろいています。
これほどまでに、特殊な周辺機器が最近は取引されるのだと
このことに対して共通なのは

周辺機器を買う=メーカーのPOSを買わない=パソコンPOSを作る

という図式になります。
特殊な周辺機器でも通販に乗っかるということが証明できた今
ますます広がるパソコンPOSの世界に
ひそかに微笑む毎日です

■ 播磨坂桜並木

私どもの会社がある小石川には、小石川植物園があり、桜並木で有名な播磨坂があります。
次のメールマガジンを流す頃には、桜の花が咲き、散っていることでしょう。
私はこの環境がすごく気に入っています。
うちの社員は、営団地下鉄茗荷谷駅から長い坂を下り歩き
帰りは長い坂を登らなくてはなりません。
お客様がパソコンPOSセンターに来られたときは、
必ず「ここは茗荷谷駅以外に近い駅はありますか?」って聞かれます。
私は必ず「すみません。一番近い駅は茗荷谷なんですよ」って答えます。
歩いて10分ほどの距離ですが、都内においてはへき地です。
昔、朝日新聞で麻布十番と小石川は都内のへき地で穴場、なんて書かれたのですが
いまや麻布十番は地下鉄が通って便利な場所になっています。
しかし、私は、残されたへき地この場所が好きです。
この場所には四季があり、草花の成長、気候の変化が如実に感じられます。
急く急くした人には向かない場所ですが、じっくり取り込むにはいい場所です。

あなたも、じっくり取り込むメンバーになりませんか?
最後は求人広告になってしまいましたがね
営業、企画、開発、サポート、総務、社長??すべて募集中です。
スポンサーサイト