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池袋パソコンPOSセンター開設③ 

パソコンPOS回想録③(1994年)

1994年の6月に新幹線の中で思いついて立てた構想は、三ヵ月後の9月にはすでに実行に移されていた。

外から引っ張ってきたばかりの勝俣氏は、入社時にはなにも聞かされていなかった。彼が入社してから私が決めた構想だからだ。彼は本来別な仕事をするために入社してきたのだが、私の熱意と構想を得々と説明し、納得の上パソコンPOSセンターの所長に任命した。

日本では初めての構想なので、全国からお客様が来ることを想定し、とにかくわかりやすく、目立つ場所がいい。
車を流して物件を探していると、池袋のサンシャイン60の真正面で、トヨタのショウルーム、アムラックスに挟まれたビルに「テナント募集」の看板が出ていた。その物件を見たとたんに、私はここだと察知した。

池袋のサンシャインであれば全国のどこから来てもわかりやすい目印であろう。そしてもっとわかりやすくするため、私はショウルームの名前をあえて池袋を付け「池袋パソコンPOSセンター」と命名した。

フロアの面積は55坪あった。当時私どもの会社があった新大塚の本社は66坪だったので、ほぼ本社に匹敵するスペースが何もない状態で丸々開いていた。

今度はこのスペースにパソコンPOSを置いて、展示していかなければならない。そうしないと借りたスペースはただの空間であった。その日からパソコンPOSに関連するであろう企業の会社めぐりが約一ヶ月間始まった。

一日2社から3社、パソコンPOSのショールームの必要性を説き、ショウルームにPOS機器の展示をしてくれるよう頼み込んで歩いた。
そのかいもあり、オープン時には33社、約50商品の展示が可能になった。

池袋パソコンPOSセンターのスタートは、思いのほか好調だった。一日に何組もの流通関係者やシステムベンダーが訪れ、商談や新しい商品の紹介、そして95年からは各メーカを呼んでのセミナーが繰り返された。

第1回(95.05)「今日からあなたのお店もポイントアップカード」
第2回(95.06)「パソコンで売上に差をつける!~ポップ作成システムのご提案」
第3回(95.07)「リサイクルビジネス最前線~中古買取販売のすすめ」
第4回(95.08)「 Windowsパソコンで店頭マーケティング~お客様を呼ぶ売り場の演出いろいろ」
第5回(95.10)「顧客満足のポイント管理POS~小売店の顧客サービスいろいろ」
第6回(95.11)「ハンディターミナル+パソコン+POSでシステム構築」
第7回(96.11)「ポイントアップセミナー」
第8回(97.02)「 パソコンPOS入門 in 97’SAショー東京ビックサイト」
第9回(97.06)「 パソコンPOS入門 in鹿児島 鹿児島東急ホテル」

毎日新しい商談が舞い込んできて、そして色々な人と話が出来た。それは私にとってはとてつもないいい機会に恵まれた。

でも、一番池袋パソコンPOSセンターを作ったことによるメリットは、それまで一ソフトハウスでしかなかったビジコムが、パソコンPOSという名のもとに一躍流通業界内では知られるようになったことであった。

いくつかの講演会にも参加したし、新聞記事や雑誌にも数多く取り上げられた。

しかしこのことは数年後に多くの悩みを生むことになるとは、この時期には気づかなかった。




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