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発行2005/02/28「今までの常識の非常識」 

<過去ログ>

BCPOSver.2 メールマガジン NO.0016 
今までの常識の非常識          発行部数446件 ID 0000017347

======■■■  BCPOS2 メールマガジン ■■■=====2005/02/28
   No.016 発行者:中馬 浩 http://www.busicom.co.jp

◆メールマガジン内容
1.最近の関心事項
2.7年目を迎えたBCPOS
3.リテイルテック2005への出展のお知らせ
4.名古屋が熱い夜
5.記述後記

■ 最近の関心事項(常識の非常識)

ビジコムの中馬です。
BCPOSメールマガジンも発行し始めてから5年が経ちました。
とはいうものの、最近は半年に一度程度で
忘れられてるといったほうが正しいのかもしれません。

私の最近の関心事は、ライブドアのニッポン放送買収劇です。
毎日テレビ等で取り上げられるせいもありますが
あの争いの中には日本社会の硬直化した構図が描かれてるように思えます。

ライブドアという会社には目を見張るものがあります。
エッジと呼ばれてたころの会社には、さほど興味がありませんでしたが
倒産した会社(旧ライブドア)を買収し、
倒産した会社名を自社の名前に差し替えてしまったのには驚きました。
ライブドア堀江氏の頭の中には今までの常識は通用しないのだろうと思います。
私はそれを否定するつもりは毛頭ありません。
なぜか私は、堀江氏と戦国時代の織田信長をダブらせて見てしまってます。

インターネットの社会になって、今までの常識の多くが非常識になっています。
まさに企業の生き残りも、戦国の世の中なのかなって思ったりもします。

インターネットのポータルサイトを運用するものにとって
会社を有名にすることは必然的なビジネス活動だと思います。
なのに、プロ野球球団を持とうとしたことも売名行為だといわれ
まさに日本社会の出る杭は打たれる社会の象徴かなと思われます。

フジテレビはまさに今川義元
誰にも邪魔されないだろうと、上洛(TOB)を敢行し
途中で予期せぬ相手に桶狭間で奇襲攻撃を掛けられて討ち取られるような
まだ結果は出ていないが、そんな風に見えます。

ただ心配は、戦いが司法の場に移ったことで、本当に公平な戦いができるのかどうか
商法上考えると、当然誰もがおかしいと思えるフジテレビの奇策
法律で禁止されていない行為の場外取引を、勝手に灰色と決め付けてしまったり
最近あまりに多い裁量行政や司法、公人の判断は大企業に有利だとしかいえない。
暗黙の了解の下に運用されている事柄があまりにも多すぎて・・

スピーディーな変化を求められる時代に、
10年も戻るような判決は聞きたくないのだが・・
私はインターネットの社会においての
少し早すぎた感じはするがほりえもんのネットとメディアの融合はすごく理解できる。
攻撃的でなければもっとうまく対応ができるだろうにね。
私にも少しそういうとこがあるので気をつけよう。


■ 7年目を迎えたBCPOS、3年目のTenpoVisor

BCPOSメールマガジンといいながら
なかなかBCPOS自体のことを書くことが少なかったこのメールマガジン
そのBCPOSも今年の3月で7年目を迎えます。

発売されてから、この6年間の間に4500セットも販売され
多くのお店様で使用されてきました。
今では全国43都道府県のすべてに導入、使用されて
100以上の業種でBCPOSは使用されています。

そこで、導入上位の業種を集計してみました。
BCPOSの発売前の1998年までは、
当社はレンタルとリサイクル専門のPOSシステムメーカでした。
そのためか、上位2位までは依然と古くからやっていた業種が上位を締めています。
しかしながら、それらの比率はすでに50%を割り、急激に物販専門店の比率が増えています。
特に最近目覚しいのは、エステやマッサージ系の美容系
トレサビリティーで目覚しい農産物直売所
アパレル、ブティックなどの衣料品系です。
やはり人的な管理が難しい人を雇い入れて扱う商売や販売後の集計が煩わし業種、
そして在庫管理や売れ筋管理の厳しい業種、がPOSの必然性を物語っています。

また、ASP本部管理システム「TenpoVisor」の稼動により
今まで管理しずらかった店舗管理が容易になり、カメラチェーン店や家具のチェーン店など
今までに少なかった業種の増加も見られるようになりました。
そして、おかげさまでTenpoVisorは店舗管理数350店舗を超えました。

上位業種20位
1 リサイクル 814 25%
2 レンタル 615 18.888%
3 その他 373 11.456%
4 メディア販売 209 6.419%
5 衣料品店 124 3.808%
6 美容業 112 3.44%
7 スポーツ用品 742.273%
8 食料品 732.242%
9 メガネ・コンタクト 651.996%
10 小売(雑貨) 63 1.935%
11 売店 57 1.751%
12 飲食 49 1.505%
13 パソコンショップ 45 1.382%
14 薬局・調剤 42 1.29%
15 農産物直売所 32 0.983%
16 家具店 32 0.983%
17 小売(アクセサリ) 30 0.921%
18 小売(趣味) 29 0.891%
19 自然食・サプリメント 29 0.891%
20 システム開発・販売 21 0.645%


■ リテイルテック2005への出展のお知らせ

ビジコムでは、毎年3月にリテイルテックに出展しています。
今年も3/1~3/4まで東京ビックサイトに出展します。

今年のテーマは、リアルタイムソリューション
BCPOSは、開発当初からリアルタイム処理
TenpoVisorも、本部管理のリアル性を進めるためのシステムでもあり
当社としては、いまさら取り上げるテーマでもないのですが
時代の流れとして、テーマとさせていただきました。

それと今回のリテイルでは、より具体的な提案として
すでに導入されたお客様の声や、導入事例を元に
BCPOS、TenpoVisorがより実効性の高いシステムであることを
ご紹介させていただきたいと思います。

ビジコムブースに用意するPOSシステムは12台
すべてのPOSがリアルにインターネット回線に接続され
ネット上のTenpoVisorに集計される様子を実現します。

また、最近NTT東日本と共同で開発した農産物直売所システム
名づけて「1、2の産直」を出展します。
このシステムは、通常のPOS処理を行うと、
その売上げはTenpoVisorに随時集計され
農産物を委託した生産者に携帯のiモード通じて販売状況が見れるようにしたシステムです。

通常このような集計告知するサーバーを単独で立てると
かなり高額な設備や運営費がかかりますが
TenpoVisorのASPを利用することにより
サーバーの開発、設備、設置費用を省略し
月々のランニングコストの負担だけで可能になります。

これによって、生産者は好きなときに自分の預けた商品の様子をIモード知り
自由に補充の判断ができるようになります。
それによって、トヨタのカンバン方式に等しい補充が直売所で可能になり
売上げを伸ばして、お客様の来店を促進します。

ぜひこのようなシステムの展示をご覧ください。


■ 名古屋の熱い夜

愛知万博(愛地球博)の開催に向けて、名古屋が熱く感じられます。
私は35年前の1970年、
約1週間、大阪に泊まり、父親に大阪万博に連日つれていってもらいました。
あの当時、一週間も会社を休み、大阪に泊まって、連日万博に行くことは
今から考えるととても贅沢なことだと感じています。
単なるサラリーマンだった父は、息子の私に未来を見せたいがために、
ずいぶんと無理をしたんだと今でも感じています。

その大阪万博から35年
今では私が父親となり、娘、息子たちに私の感じた思いを伝えてあげたいと思っています。
春休みに、子供たちをつれて1週間、愛知万博に行ってこようと思っています。
そのために、名古屋に一週間2LDKのウイークリーマンションを借りました。
あの当時の私の感動を、与えてくれるかどうかはわかりませんが
次の世代が、何か新しいものを掴んでくれるといいなと考えています。

それにしても、今名古屋が熱く感じられます。
中部国際空港セントレアのオープンもあり、
実はビジコムとしても1996年に一度名古屋に営業所を作ったことがあります。
しかしながら、任せてた人間の病気により、やむなく閉鎖してしまいました。
あの当時から続けていれば9年目、もっと活気のある営業ができたかなって感じています。

今の名古屋の勢いは、瞬間風速的には大阪を抜いているのではないかと思われます。
私は実は数年前から何度か名古屋近辺に足を運んでいて、
急激に変わりつつある名古屋の変貌に驚いていました。

一番驚いたのは交通情勢
昨年は実家に里帰りする時名古屋を通過する際に伊勢湾岸自動車道を抜けました。
当時ままだ豊田と豊田南の間が開通しておらず
一般道を抜けて豊田南から伊勢湾岸自動車道に乗りました。
伊勢湾岸自動車道は、広くてまっすぐな、東京で言えば湾岸道路、
そして道路計画を見ると豊田には東西南北のインターがあり
東名、伊勢湾、第二東名、東海環状の大きな道路が交わる拠点となり
これって利益誘導じゃないの?って思えるぐらいに便利な町になりつつあります。
万博も開かれることもあり、これから益々日本の中心として栄えていく気がします。

名古屋は好きな町です。
しかしながら、少し気になることが
あまりにもトヨタ自動車に依存し、その意向に影響されやすい環境ができて
トヨタが今成長のピークにあり、このピークをいつまで続けられるかが鍵となります。
愛知万博がトヨタ博といわれても何も気にしない風潮
当然人々は尊敬をもって言ってる人もおり、皮肉って言ってる人もおり
私は一企業があまりにも力を持つことは考えものだと思ってしまいます。

子供たちに未来が伝えられるように
愛知万博が、その趣旨にそれないようにして欲しいなって願っています。


■ 記述後記
少し忙しかったにしろ、
たまには発信しないといけないなとつくづく感じています。
たまに、こうやっていろんなことを書いてると
次から次へと書きたいことが浮かんできます。
要するに、頭は使っていかないと駄目だってことですかね?
でも、またしばらくすると、書きたいことも忘れています。
今日がまぐまぐの廃刊締切日でした。
どうにか廃刊にならずに間に合ったとともに、
貴重な読者様への届けることができたことを感謝するしだいです。
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