CRMではなくCAMを考える④ 家計簿リンク
BC家計簿リンク
私が家計簿のシステムをはじめようと思ったのは、
ある意味では偶然から始まった。
当初、JANKEN.JPと呼んでいたサイトの目的は、
JANバーコードを検索する=JAN検=JANKEN という意味だった。
POSシステムを販売しているとどうしても商品登録が必修になる。
ドラックストアや雑貨店、アパレルなど
いろいろなお店に導入するたびに登録をして出荷してた。
本来、バーコードというものは登録されているデータベースがあり、
それを元に登録すればいいだろうと思われるのだが、
スーパーやコンビニで扱うような食品や日用雑貨のデーターはあっても、
私どもが主力としている各種の専門店のデータベースなどどこにも無かった。
それで仕方が無く、一般消費者の方々に身近な商品のバーコードを登録してもらい、
一件登録する毎に1ポイント提供し始めた。
最初はそんな1ポイントぐらいで登録してくれるはずが無いという意見も多かったが、
少し経つと、クチコミで広がり、毎日何十件も登録してくれる消費者が出てきた。
そしてしばらく経つとgoogleが、GoogleMapという地図情報を無償で公開した。
これは私にとって斬新で、こんな地図情報を無料で公開してくれるんだと感心した。
その地図を使って、当時私どもがPOSシステムを導入のしている
6000店舗お店をマッピングしてみた。
都心部のような密集している地域では、かなりインパクトがあったが、
地方を見るとあまりにも閑散としてて、見るも無残だった。
それならば、お店も消費者に一件1ポイントで登録してもらおうと、
お店のデータ収集が始まっていった。
すでに商品情報が100万件以上あって、店舗の情報も10万件以上登録されたころ、
この商品情報と店舗情報を有効活用できないかと思い家計簿を作り上げた。
家計簿の登録も、また同じ手法で消費者の方々にポイントを与えていったのである。
その当時の感想を「金の卵を産むひよこ」としてブログに書き上げている。
それから約二年、
JANKEN.JP家計簿というサイトで商品、店舗、家計簿データを蓄積し、
やっと情報として見える形のあるものになってきた。
家計簿を利用するユーザーも1万人近くになり、
私どものPOSを利用するお店も6500店舗を超えた。
そこで考え付いたのが、お店のPOSシステムで売り上げを上げたら、
そのまま家計簿が出来上がるシステム「BC家計簿リンク」である。
本来、POSと家計簿のシステムは別物であるが、
お店のデーターを消費者につないであげることは、
お客様にとって便利であり、昔から欲しがられたサービスであった。
しかしそれが簡単に出来なかった理由は、
店舗側のシステムがPOS専用機であったり、フォーマットが異なってたり、
異なる家計簿システムにデーターを落とすことは厄介であった。
私どもがそれを可能にしたのは、オープンな環境だ。
PCというオープンなベース、パッケージという統一された環境、
インターネットというオープンなベース、ASP・SaaSという統一されたサーバー、
ネット家計簿という統一されたオープンな環境。
どれをとってもなかなか大手メーカでは出来ないため、
私どものような小回りの利くメーカーのほうが得意であった。
それとすでに導入された6500店舗の店、そして1万人の家計簿ユーザ、
これだけの環境がそろって初めてPOSと家計簿のリンクが実現した。
家計簿ユーザーとPOSを連動するお店のメリットは、
家計簿というコアなユーザーを、お店のコアなユーザーに出来るメリットである。
家計簿をつけるユーザーは、絶対数としては少ないが、近年徐々に増えている。
私どもが取ったアンケートでは、
家計簿をつけたいと思っている人で、つけない理由は二つある。
面倒くさいのと、家計簿をつけるメリットが薄いことである。
BC家計簿リンクは、家計簿を自動的につけてくれるのであるから面倒ではない。
そして、家計簿をつけるとポイントが付くのでメリットも出てくる。
こうして少しずつ環境を整備していくことによって、
家計簿をつけるユーザーは徐々に増えていくものと思われる。
そしてそのユーザーは、お店にとってはコアなユーザーになりえる。
つまり、家計簿をつけるコアな消費者をお店に導くのが、
家計簿リンクの大きな目的でもある。
前回述べた、ポイントリンクと家計簿リンク、
どちらも少しマニアックな客層の店舗誘導ではあるが、
きちっと抑えることにより、お店の集客の下支えになるものと思われる。
次回は、チラシリンクについて説明する。
私が家計簿のシステムをはじめようと思ったのは、
ある意味では偶然から始まった。
当初、JANKEN.JPと呼んでいたサイトの目的は、
JANバーコードを検索する=JAN検=JANKEN という意味だった。
POSシステムを販売しているとどうしても商品登録が必修になる。
ドラックストアや雑貨店、アパレルなど
いろいろなお店に導入するたびに登録をして出荷してた。
本来、バーコードというものは登録されているデータベースがあり、
それを元に登録すればいいだろうと思われるのだが、
スーパーやコンビニで扱うような食品や日用雑貨のデーターはあっても、
私どもが主力としている各種の専門店のデータベースなどどこにも無かった。
それで仕方が無く、一般消費者の方々に身近な商品のバーコードを登録してもらい、
一件登録する毎に1ポイント提供し始めた。
最初はそんな1ポイントぐらいで登録してくれるはずが無いという意見も多かったが、
少し経つと、クチコミで広がり、毎日何十件も登録してくれる消費者が出てきた。
そしてしばらく経つとgoogleが、GoogleMapという地図情報を無償で公開した。
これは私にとって斬新で、こんな地図情報を無料で公開してくれるんだと感心した。
その地図を使って、当時私どもがPOSシステムを導入のしている
6000店舗お店をマッピングしてみた。
都心部のような密集している地域では、かなりインパクトがあったが、
地方を見るとあまりにも閑散としてて、見るも無残だった。
それならば、お店も消費者に一件1ポイントで登録してもらおうと、
お店のデータ収集が始まっていった。
すでに商品情報が100万件以上あって、店舗の情報も10万件以上登録されたころ、
この商品情報と店舗情報を有効活用できないかと思い家計簿を作り上げた。
家計簿の登録も、また同じ手法で消費者の方々にポイントを与えていったのである。
その当時の感想を「金の卵を産むひよこ」としてブログに書き上げている。
それから約二年、
JANKEN.JP家計簿というサイトで商品、店舗、家計簿データを蓄積し、
やっと情報として見える形のあるものになってきた。
家計簿を利用するユーザーも1万人近くになり、
私どものPOSを利用するお店も6500店舗を超えた。
そこで考え付いたのが、お店のPOSシステムで売り上げを上げたら、
そのまま家計簿が出来上がるシステム「BC家計簿リンク」である。
本来、POSと家計簿のシステムは別物であるが、
お店のデーターを消費者につないであげることは、
お客様にとって便利であり、昔から欲しがられたサービスであった。
しかしそれが簡単に出来なかった理由は、
店舗側のシステムがPOS専用機であったり、フォーマットが異なってたり、
異なる家計簿システムにデーターを落とすことは厄介であった。
私どもがそれを可能にしたのは、オープンな環境だ。
PCというオープンなベース、パッケージという統一された環境、
インターネットというオープンなベース、ASP・SaaSという統一されたサーバー、
ネット家計簿という統一されたオープンな環境。
どれをとってもなかなか大手メーカでは出来ないため、
私どものような小回りの利くメーカーのほうが得意であった。
それとすでに導入された6500店舗の店、そして1万人の家計簿ユーザ、
これだけの環境がそろって初めてPOSと家計簿のリンクが実現した。
家計簿ユーザーとPOSを連動するお店のメリットは、
家計簿というコアなユーザーを、お店のコアなユーザーに出来るメリットである。
家計簿をつけるユーザーは、絶対数としては少ないが、近年徐々に増えている。
私どもが取ったアンケートでは、
家計簿をつけたいと思っている人で、つけない理由は二つある。
面倒くさいのと、家計簿をつけるメリットが薄いことである。
BC家計簿リンクは、家計簿を自動的につけてくれるのであるから面倒ではない。
そして、家計簿をつけるとポイントが付くのでメリットも出てくる。
こうして少しずつ環境を整備していくことによって、
家計簿をつけるユーザーは徐々に増えていくものと思われる。
そしてそのユーザーは、お店にとってはコアなユーザーになりえる。
つまり、家計簿をつけるコアな消費者をお店に導くのが、
家計簿リンクの大きな目的でもある。
前回述べた、ポイントリンクと家計簿リンク、
どちらも少しマニアックな客層の店舗誘導ではあるが、
きちっと抑えることにより、お店の集客の下支えになるものと思われる。
次回は、チラシリンクについて説明する。
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- [2009/02/27 17:44]
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優秀賞に入賞\(^o^)/「BC家計簿リンク」
昨年の11月にプレスリリースした「BC家計簿リンク」
財団法人 店舗システム協会の主催する、
JAPAN SHOP SYSTEM AWARDS2009 にて、
「優秀賞」の通知を昨日頂きました。\(^o^)/
http://www.ssss.or.jp/jssa/2009/hyousyou.htm
このシステムは、お店のPOSで買物をすると、
自動でネット家計簿を付けてくれるというもので、日本初です。
家計簿と連動しているお店のリストも50店舗を超え、
ますます充実してきました。
2009年3月3日から東京ビッグサイト2009で開催される
リテールテック JAPAN 2009 においても発表させていただきますので
ぜひよろしくお願いします。
http://www.busicom.co.jp/news/seminar.html
財団法人 店舗システム協会の主催する、
JAPAN SHOP SYSTEM AWARDS2009 にて、
「優秀賞」の通知を昨日頂きました。\(^o^)/
http://www.ssss.or.jp/jssa/2009/hyousyou.htm
このシステムは、お店のPOSで買物をすると、
自動でネット家計簿を付けてくれるというもので、日本初です。
家計簿と連動しているお店のリストも50店舗を超え、
ますます充実してきました。
2009年3月3日から東京ビッグサイト2009で開催される
リテールテック JAPAN 2009 においても発表させていただきますので
ぜひよろしくお願いします。
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- [2009/02/27 11:52]
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