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2007年今年の抱負 

年始から

年始の朝礼にて、2007年今年の抱負を述べた。

今年のテーマは、「POS&Web2.0」
会社の今後のコンセプトは「街、人、店、商品の融合」
そしてそのキーワードは「コネクト」である。

POSがweb2.0といかに融合させていくかが今年の大きな課題である。

web2.0の中でも我々にもっとも密着しているのがロングテールである。

流通業は80対20の法則に基づき、20%売れ筋商品で、80%の売上が上がるといわれてきた。
そして80%の売れ筋ではない商品は、20%も売上が上がらないとされてきた。
その結果、80%の売れ筋では無い商品は店頭から外され、売れる機会を喪失してきた。

その顕著たるのがコンビニである。
スペース的な問題もあるが、コンビニに置かれる商品は多くても3000商品から4000商品、
そこに並べられる商品は、消費者の好む好まないにかかわらず
コンビに側、メーカーの戦略の裁量により変化させられた。

その結果、一般消費者は、商品を選ぶことなく購入をさせられてきた。
そのため、今までの消費は、幅広い需要に対する消費が狭められていたと言える。

いかに小さな商品でさえ、その商品を並べるにはスペースが要り、コストが掛かる。
物理的、コスト的な現状においては仕方がなかったとも言える。

インターネット、webの世界になってこの事情は変わった。
web上に広がるサイトは、サーバーのディスク容量を考えても
その商品を展示するスペースは検索を含めてほぼ無限といっていい。

ネットサイトを運営する者は、その無限のスペースに
いつ売れるか解らないものまで並べて商品を展示した。

その結果得たものは、
今まで売れないと思っていた商品が消費者の目に触れ、
その商品だけが特別売れることは無いものの、均等に売れていった。
これをグラフにすると長いしっぽに見えるためロングテールと言われる。

ロングテールは、一見通販サイトの独占上に見えて、
リアルな店舗を構える者にしてみれば相反するライバルのように見える。
しかし、リアルな店舗であっても、
人と店と商品を結びつける(コネクト)システムがあれば状況は一変する。
リアルな店舗に人が群れ、その商品を買いに集まるのである。

私はかねてから、POSとインターネットは共存すべきだと述べてきた。
しかしながら、従来型のPOSシステムは、売上や商品管理などのみを中心として
ただの情報を収集するマシンでしかありえなかった。

多くのPOSメーカーは、そのメーカ制POS機器の中で
POS機能プログラム単体のみでの起動しか許可(保障)をせず
インターネットはもちろん、POS機器の中で他のプログラムの起動を妨げてきた。
しかしながら、web社会の中で、
お店の前を通過するお客のみで成り立つリアル店舗がどれだけあるだろう?
今こそ積極的に、インターネットを活用し、
そのお店のその商品を買いたいと思ってる顧客を集客すべきである。

それは、ただ単にお店のHPを立ち上げろといっているのではない。
それは、Webの第一世代(web1.0?)の世界の話で、これは誰もが失敗してると認識している。
その最大の失敗の理由は、
1.そのお店のHPを見に来させる仕組みの欠如
2.そのお店のHPを見た後のメリットの欠如
3.莫大な情報に埋もれて、そこにたどり着けない。
等々である。

お店にはパソコンすら導入していないお店がたくさんある。
POS機器はあってもパソコンとして使用できるものが無い。
大型店なら、POSとは別にパソコンを導入して、
ネットとの融合にチャレンジすることも考えられるが
中小店、もしくはテナント店なんかであれば、
そのスペース、その予算において無駄な投資をする余裕があまり見られない。
そこにパソコンであるPOSシステムがあれば、一台で十分に利用価値が出てくる。
それがパソコンPOSである。

POSシステムは今、単に売上を上げるためだけのシステムではなく
そのPC、インターネットの機能を十分に活用しネットとの融合を図る時代に突入した。
これからは、売上だけしか上げられないPOSシステムの時代は終わる。

これからのPOSシステムは、
インターネットを活用し、街、人、店、商品をコネクト(結合)し、顧客をお店に誘導する時代。
ビジコムのPOSシステムを導入したら、
ただ単に売上が集計できます、ではなく「売上と顧客が付いて来る」
それが「POS&web2.0」であると断言し、そのシステム作りに今年は着手する。

すでに私の頭の中には、80%の設計図が出来上がり、
売上の上がる仕組み、顧客が集まる仕組みが見えてきている。

今年は着々とその仕組みづくりに取り掛かり
当社のPOSシステムを使用するお店に満足感を与えられるように。
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