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多事争論 ゴア氏 

昨夜、何気なくチャンネルを切り替えニュースを見てたら
私が見たのは途中からではあったが
筑紫哲也のニュース番組でアメリカ前副大統領ゴア氏が出てた。

視聴者を参加させて、質疑応答形式での番組ではあったが
まず、最初に感じたのは、「本当にゴア氏?」と感じるような激太り
現役の頃のゴア氏はスマートで先鋭な印象であったが
2000年の大統領選でブッシュに敗れてから今までの間
どれだけの苦い経験をしてきたんだろうと感じるものもあった。

ゴア氏といえば、やはり印象に残るのが京都議定書
なかなか各国が納得しない原案を調整しまとめた印象が残る。
それにはアメリカのかなりの譲歩も存在したが
それをあっさり否定したのが現ブッシュ大統領。
あまりに露骨な企業よりな政策に、世界中がここ数年翻弄されてる気がする。

私はやはり1990年代後半のアメリカのほうが好きだった気がする。
1998年12月に前大統領、ビル・クリントンがやはりTBSの筑紫哲也の番組に出たとき
不倫騒動で真っ只中ではあったが、クリントンが大好きになってしまった。
それは明確な物言い、将来を見据えての発言、世界を見つめての政策

http://www.tbs.co.jp/uspresident/index-j.html
今の政策の見えない日本と比べれば天と地ほどの差がある。

思わず、日本も大統領制にしてしまいたいと思ったほどだ。
http://hchuman.exblog.jp/4138273/

なぜここまで世界中が疲弊してしまったのだろう?
日本も今、一部大企業の都合による
非正社員との格差拡大、ホワイトカラー・エグゼンプション
実感の伴わない景気拡大による日銀の利上げ?
ご都合主義のマスコミの報道偏り、スポンサー擁護

日本人って寄らば大樹の陰的な発想が多くて
益々既得特権を持つものや大企業だけが繁栄し
少数意見や力を持たないものはないがしろにされていく気がする。

最後のほうでゴア氏が
「二度と大統領選に出ません」といった言葉
ヒラリー氏に対する遠慮なのか、なんなのか
何があったんだろうと、勘ぐりたくもあるが
よほど懲りたんだろうなと感じさせざる終えない

ただ、ただの人になってしまったゴア氏が
1000回以上も公演をし環境問題について問うたとしても
権力を持たざるものが、多くの民衆を束ねても勝てないんだなとつくづく感じる。

インターネットの中で意見を束ねてどう権力としていくか
それが今後の大きな課題なんだなと感じ取った番組でもあった。

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