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相続優遇国債 

水は高いところから、低いところに流れる
その当たり前のことを妨げるものがあるとしたら
それは自然の摂理に反し、不幸である。

もし、妨げるものがあり、
それを排除することが出来ないのであれば、
妨げない仕組みを作り上げればいいだけの話である。

テレビや新聞のニュースでは、
連日、消費税や年金問題についての論議がされている。
国の借金が836兆円(2007.6財務省報告)を越える今
http://www.mof.go.jp/1c020.htm
誰が考えても将来の見込みが不安視される国の財政である。

私は財政については、まったくの素人である。
しかし、これだけの借金があり、これだけの借金に対する利息を払えば、
サラ金に借金しているようなものであり、金利の支払いだけで首が回らなくなっているのも事実。
将来国全体が首をくくらなければならない感じがする。

そしてここ数年、政策の偏りにより貧富の差が激しく、
より富めるものは富、より貧しいものは貧困し、
それは資本主義の中では、仕方のないことではあるが、
富めるものが貧しいものを苦しめる社会にだけはしたくない。

そこで考えたのが、「相続優遇国債」である。
富めるものの余剰資金で相続優遇国債を買えば、
その金額分だけ相続税を優遇できるという国債である。
ただし、その国債の金利はつかない(ゼロ)。
持ち主が死亡した場合、
その国債金額まるまる相続税を免除するか、または10%前後に留める。
そして、その限度額は定めない。
この考えは、昨夜ふと頭に浮かんだ。

たとえば1億円の相続優遇国債を購入したとすれば、
その国債を持ち続ける限りは、金利はつかない。
しかし、相続される場合は、その金額丸々が課税なし、または低率で課税され、
1億、または9000万程度が相続される。

この国債購入は、当然キャッシュであるから、不動産の相続には無関係。
相続税の免除であるから、外資には無関係。
国内のたんす預金の放出や、海外に流出した資金の呼び戻しを考えている。
そして、持ち主が生き続けている限り国債の金利は発生しないので、
国庫の負担は限りなく軽減される。

資料は古いが、国の年間の相続税の収入は1.5兆円くらいしかない。
もし、相続優遇国債で100兆円くらい集まれば、
その軽減される金利だけで数兆円の金利負担は浮くと考えられるし、
税務署等の相続に対する事務的な負担も明らかに軽減される。

何よりも、国内の隠れた資産(貸金庫、たんす預金)が表に出て、
富んだものが国の財政を支え、メリットも得て、
貧しいものは、今後の国の借金を返すための増税を軽減できるであろうメリットも得る。

すでに、同様のことを考えられた人はいるんだろうか?
そしてもし可能であれば、この考え方は生かされないだろうか?
誰か専門家のお知恵を借りたいものだ。
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