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私が北京に行きたかった訳 

私が北京に行きたいと思ったのは、
観光がしたいとか、買物をしたいとか言うのではなく、
中国と言う国そのもの、
そしてその首都である街、人を見てみたかったのである。

ただ、さすがに初めての中国に、
たった一人で当ても無く訪れるわけにもいかず、
手っ取り早くパッケージされたツアーに申し込んだ。

ここ数年、アジア経済、特に中国は無視できないものがある。
特に私が感じるのは、オリンピック以降の中国経済のいくえである。
かなり強引に中国経済を引っ張ってきて、
ここまで経済を活性化させてきたが、
私が見るに、少し強引過ぎて、このまま本当に中国は、
発展し続けるのであろうかという疑問があった。

観光地、景勝地をめぐるのはそれなりに楽しいが、
それよりも非常に役に立ったのがツアーガイドの話である。
バスに乗ってる時間がそれなりに長かっただけに、
中国と言う国そのもの、人の性格、歴史、
そして今の経済観を、そのガイドの感じるままに話してくれた。

中国人のガイドは珍しく、中国を褒め称えるのではなく、
中国のいいとこ、悪いとこを公平な立場で説明し、
今の中国の実態を事細かに話してくれた。
私にとって見れば、バスの中の雑談のような説明が、
非常に中国と言う国を知るには役に立った。

一番説明で納得したのが、
中国人は日本やアメリカやヨーロッパのような発展してる国へは、
当たり前のことであろうが、誰もが旅行にいけるのではなく、
高額の保証金や土地や財産があるものでないといけないってことである。
そうしないと、中国に戻ってこないのだという。
最近やっと保証金なしでも、いけるツアーなどが出来ているそうだが、
それも一部の人たちに認められているだけだという。

だから、ある一部のお金持ち層だけしか海外に行けない。
秋葉原で高額の買物をしている中国人は、
それなりの地位の高い人たちであるってことだ。
そう考えると、まだまだ庶民に国際感覚が乏しいのもうなずける。

それで、実際の中国という国や人を見てきた感想は、
あまりに発展と荒廃の格差がひどく、
北京中心部は高層ビルが立ち並び近代化されているが、
一歩郊外に出ると、
50年前の日本にもありえなかったような、
荒れた汚い雑然とした生活が感じられる。

日本人は貧しくても、清潔で整理整頓し、
壊れた車やゴミを自分達の住む家の周りには放置しない。
しかし、ここでは生活する街の中で雑然とし、
それぞれが勝手気ままに生活している気がする。
日本人にあるような回りを気遣う雰囲気が無い。

これが国民性軒質なのかもしれない。
高額紙幣を出すと、すり返えてこれは使えないと偽札を渡す。
それを平気で自分の店で行い、誰もそれをとがめない。
日本人なら偽札が出回るだけでも事件になるのに、
ここではそれが日常茶飯事で事件にもならない。

そんな情景を目の当たりにすると、
発展しているのは一部の都市部だけであって、
その恩恵が地方にまで回っているとは到底思えない。

ただ、中心部の発展は目覚しい。
この発展が、地方都市にまで行き届いたならば、
中国という国は巨大ですばらしい国になるのだろうと感じる。

ただ、それにはまだまだ時間がかかりそうな感じがした。
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