農産物直売所が熱い
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以前から我が社では、
農産物直売所向けのPOSシステムを開発・販売しているが、
最近顕著に問い合わせが増えている。
これは、今の社会情勢の変化らしい。
以前から私は、
農産物直売所(産直)は、とても面白い販売方法だと思ってた。
それは、
農家が自分の作った農産物を、自分の目の届く場所で売れる。
それも中間卸を通さず、じかに消費者に届けることが出来る。
ガソリン代を出して、遠くの市場に運んでいかなくてもいい。
梱包はダンボールに梱包することなく最小限でいい、
土の付いた新鮮な野菜を、新鮮なまま、売ることが出来る。

そして消費者は、作った生産者の顔が見え、
新鮮な野菜を安心して買うことが出来る。
産地偽装なんてあり得ない。
そう考えていくと、産直はあらゆる面で有利で、
この売り方が、地方では主力になると考えていた。
最近その産直の店が増えてきているのだ。
それも有識者が自主的に集まり、自分たちで売っていくお店が。
大きな組織で作って売るのではない。
産直は、建物もそれほど気を使わず、
陳列もそれほど気を使わず、
広い場所と、広い駐車場と大きな看板があればいい。
ただ面倒なのは、売った後の精算作業だ。
いろいろな生産者が持ち寄り、商品を並べるのだから、
後で生産者ごとに集計し、分配しなければならない。
そのためには、商品にバーコードを張り、
後でコンピュータで集計しなければならない。
今まで大手のPOSシステムを使うと何百万もかかるから、
なかなかそういった施設で、産直をオープンできなかったと言うのもある。
それがパソコンを使って気軽にバーコードを発行し、
清算処理が出来るようになれば、
もっともっと地元に気軽な産直が出来て、
生産者も消費者も恩恵にあずかることが出来る。
ガソリン高のなか、遠くまで野菜を運ぶことの無駄や、
コスト高で野菜が高くなったり、生産者が赤字になることを考えれば、
身近な場所で、産直を起こそうと言うのもわかる気がする。

これは生産者の自己防衛であり、マーケットの変化である。
そんな小さな変化でさえ、こういう商売をしているとわかるのはうれしいことだ。
ますます産直のお店が増えて、
地方が活性化していく時代になればいいな、と考える。
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- [2008/07/17 17:42]
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