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彦根にて考えたこと 

大阪出張の帰りに、
週末、彦根によって来た。



滋賀県琵琶湖のほとりに位置する彦根は、
それほど興味のある場所ではなかったものの、
最近では町おこしとして「ひこにゃん」というキャラが人気で、
そうだ、「ひこにゃん」に会いに行こうという気になった。

31度を超えるう暑い日、
お昼ごろ彦根について、彦根城に登る。
小高い丘にある彦根城は、登り応えのある城だ。

正直言って、姫路城なんかと比べると「うーん、なんかなー」って感じ、
山に登る階段も砂交じりで、かなり滑り老人ではきつい、
城の中も、狭く、それほど整備されていない感じ、
もっと観光化されているのかと感じていたが、
古いまま人が増え整備がおっ付かないって感じだった。

一番の問題点は日陰もベンチもが無いこと、
城の整備は大変なので、予算も人でもかかろうと思うが、
せめて木陰やベンチが無いことには、
私でさえ真夏の日差しは堪えるのに限界を感じ、
思わず博物館の中の冷房に避難してしまった。

「ひこにゃん」を立ち上げて観光を目指すのなら、
ちょっとした心遣いも必要なんだろうなと感じた。

ところで、ひこにゃんといえば、
ちょうど博物館で1:30に出てくるということで、
冷房に当たりながら待つこと45分、
小さなホールで出てきました。
おもわず、「かわいい!!」
とってもいいキャラだ。




現物は、写真で見るよりよっぽどかわいかった。
周りのギャラリーはフラッシュの嵐、
たった10分程度で、他の待つ人と入れ替えされてしまいましたが、
それまでの暑さも、不満も吹っ飛んだ。

涼みながら待ってたため、外の様子はわかりませんでしたが、
外には随分な列が出来てて、ひこにゃん待ってた。

これを考えると、古い城と観光地、
地元の人にはわからない観光客の理屈があります。
いいものを見て回ってるのかもしれませんが、
暑く苦しい状態の中では、木陰一つ無いことが台無しになる。
そう考えると、バランスが大事なんだなと実感する。

私の地元、岩国は錦帯橋で有名だが、
駅からはそこそこ離れているし、そこまでの足や案内など、
地元の人はわかってても、初めての人には何もわからないことを前提に、
うまく観光客を誘致しなくてはいけないなと考えた。

私は、ひこにゃんには会いたいけど、
彦根城はもういいな、と感じた。
そう思わせないような仕組みづくりが、いろいろな面で必要。

観光を材料にしないのであれば、別だが。
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