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発行2002/01/10「第18回RETAIL TECH JAPAN2002に向けて」 

<過去ログ>2002/01/10

BCPOS メールマガジン NO.0008  発行部数504件 ID 0000017347

==========■■■  BCPOS メールマガジン ■■■=========2002/01/10
   No.008 発行者:中馬 浩 http://www.busicom.co.jp/bcpos/bcpos.htm


■ 近況報告
ビジコムの中馬です。
みなさん、少し遅れましたが、明けましておめでとうございます
今年の年末年始は12/28から1/6までお休みさせていただいたのですが
年明けてからの動向が心配で余り何処にもいけませんでした。
幸いかな、大きなトラブルもなく無事に年明けを迎えたのですが
今年は本当に辛抱の年になりそうです。
私どもは常に数多くの小売業の方と接し、多くの意見を聞ける立場にあります。
去年の4月頃から小売店様の売り上げ状況が思わしくなくなり
「なんかまた景気が悪くなってきたんじゃないの?」って口走っていました。
案の定、新店舗のオープンを考えてたチェーン店が、
オープンを先延ばしにしたり、中止したり。
そして、月に何店舗かのお店が閉店している状況は、景気の苦しさを物語っています。
しかし、その中でも店舗を増やしている元気のいいお店もあります。
元気のいいお店の特徴は、ありきたりでない差別化されたコンセプトをもち
他人のまねをしない独自戦略を持った個性のあるお店です。
もっと具体的にいうと、他の店では扱っていないような商品を売る店
他の店では売っていないのですから決して安売りをしない
数多く売るのではなく、単品単品を確実に利益を取りながら
ABC分析などに載ることのない商品を売っているお店が生き延びています。
安さで物が売れるのは、当たり前です。
けれどそれをおこなったがために、十分に利益の取れる商品のマーケットをつぶしています。
国民の1/3にフリーズを売ってしまったユニクロがいい例です。
いくら安くても需要には限界があり、限界に達してしまった商品は消えていきます。
スポーツ選手のように一気に燃え尽きてしまえば、短期に消滅します。
年が明けて、今年の先行きを案じる今日この頃です。


■ BCPOS 営業状況(2001年版)
昨年の年初に決めた、2001年のBCPOSの累積販売目標は2500セットでした。
昨年末集計で2467セットと、ほんの少しのところで目標台数に達しませんでした。
2001年のBCPOSのレントウェアと買取との比率は7:3です。
2000年までは、レントウェアと買取は比率で4:6でした。
ソフトウェアを買い取るよりも借りる人が一段と増しています。
今年度はこの比率はもっと増し8:2、もしくは9:1にまで上がると予想されます。
レントウェアの解約率も2000年から2001年は5%から6%に上がりました。
ソフトウェアを借りるという概念が定着しつつあるのとともに
ここにも不況の息吹がありありと感じ取れます。
BCPOSのレントウェア自身が解約のできるソフトとして生まれてきたのですから
解約をすることによって無駄な費用をお客様に使わせることがなく
多少なりとも役に立っているのではないかと感じ取っています。

業種も、
レンタルビデオを筆頭に、メディアリサイクル、リサイクル総合、メガネ、衣料品店
ゴルフショップ、書店、リサイクル古本、パソコンショップ、セルビデオ、薬局、ブティック
スポーツ用品、工場・学校売店、一般小売、飲食店、お茶、おもちゃ、化粧品小売、酒屋
リサイクル子供服、CDリサイクル、文房具、アクセサリ、雑貨店、コンタクトレンズ
農産物直売所、携帯電話ショップ、輸入雑貨、カーショップ、花屋、楽器店、家電店
鞄(カバン)、米穀店、健康食品、仏具店、マッサージ、スノーボード,サーフボード
ペットショップ、コミックリサイクル、インターネットカフェ、リサイクルブティック
時計、小物、弱電気設計・施工、工具金物、菓子製造販売、家具店、ジェットスキー
スーパー、ゴルフリサイクル、スポーツクラブ、不動産仲介、AV機器販売
スイミングクラブ、宝石リサイクル、カラオケ、カード販売、DEP、OA機器,事務用品
コンビニ、学習塾、内装品小売、駐車場、中古車販売、個室ビデオ、香水、造園、小物(アクセサリ-)
食料品、テニスショップ、トレ-ディングカ-ド、ぬいぐるみ、美容院、売店(ゴルフ場ホテル)
リサイクル自転車、売店(郷土名産品・土産)、ホテルフロント

よくここまで、業種があるものだと思うくらいに多種多様にわたっています。

■ リサイクルショップ経営者セミナー
昨年の12月末にリサイクル新聞社主催のリサイクルショップ経営者のセミナーが開かれました。
参加されたのは、テレビや雑誌、店頭上場されているような有名どころのオーナー様ばかり
総勢30名ほどが集まり、私もリサイクル関係者として参加させていただきました。
リサイクルシステムを手がけて約10年、私も常々感じてきたところですが、
リサイクルという業種自身は一般の小売業に比べて不況に強い業種だと認識していました。(過去形)
倒産物件を扱われているオーナーは商品仕入れが楽になったと話していましたが
仕入れた商品がなかなかさばくことができないとぼやいていました。
また、中古厨房機器を扱われているオーナーも、脱サラ、リストラの影響で
小型飲食店向けの厨房機器は売れ行きがいいが、ホテルなどの大型厨房機器は売れない
東南アジアなどへの輸出も検討しなければ、と言われていました。
TVゲームチェーンのオーナは、なかなか出店が厳しく
今年一年は、よほどいい物件でないと出店はできない、見合わせているとのことです。
洋服、子供服、ブティック系のリサイクルショップは、やはり商品の委託を受け付けているところが増えてきました。
着物をリサイクルしているところだけは、高額なので委託を中心にやっている、と
古本書店を展開している大御所オーナ両名も、書店との問題、都心の大型店の採算性を問題視していました。

どのオーナーの話を聞いても、ここ一年は様子を見ながら展開せざる終えない様子で
リサイクルといえども「過度の不況には不況」であることが鮮明に見えました。
ちなみに、たまにお世話になる当社の顧問弁護士の先生曰く
去年はそこそこに忙しく、おととしよりも去年の方が成績がよかったそうです。
弁護士の先生も考えてみたら、不況に強い職種なのですね。
ただ、まだお金があるから弁護士の先生にも仕事が頼めるのであって
「これ以上の景気の悪化だと全般的に頼める仕事も減るかもね」って言ったら
本当にそうかもしれないって、多少心配した顔立ちで帰ってきました。

■ 第18回RETAIL TECH JAPAN2002
http://www.retailtech.jp/
今年で4回目の出店となり、マイクロソフトのブースの中を借りて出展します。
一年一年が早く感じます。またこの季節が来たのだなと。
流通専門に動いている我が社にとって、年に一度の最大のイベントです。
とはいうものの、毎年目新しさがなくなってきているのも事実です。
今年のBCPOSの目玉は、と言われても機能分散されていて一概に言い切れません。
業種別対応はかなり行いましたが、個別業種の中では格段に飛躍している機能は少ないのも事実です。
あえて言うならば、使い勝手、細かなバグを一つ一つつぶしてきた一年でした。
BCPOS開発されてから4年目のシステムですから、より安定したシステムになりました。
ソフトトラブルがないシステム、当たり前のことですがそれが安心につながります。

BCPOSは、2002/03/05~08まで
東京ビックサイトで開かれます。
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