fc2ブログ

発行2004/01/13「まだ遠き春、総額表示」 

BCPOSver.2 メールマガジン NO.0014 
まだ遠き春、総額表示 発行部数474件 ID 0000017347

======■■■  BCPOS2 メールマガジン ■■■=====2004/01/13
   No.014 発行者:中馬 浩 http://www.busicom.co.jp

◆メールマガジン内容
1.今年は...
2.近況報告
3.BCPOSバージョンアップのお知らせ
4.TenpoVisorバージョンアップのお知らせ
5.BCPOS総額表示対応説明会のご案内
  http://www.busicom.co.jp/column/semi2004a.html


■ 今年は・・・

ビジコムの中馬です。
年明けの毎年この時期は、葉の散り去った銀杏並木を
車で走らせながら、今年は何をするべきかいろいろ考えています。

今年はいい年なのかな?と考えてはみましたが
さほど良い年になるような傾向は見えず、
また去年と同じような、だらだらとした景気が続くように感じます。
2004年1月から配偶者特別控除(最大38万円)を原則廃止
厚生年金保険料の引き上げ(毎年0.354%ずつ将来18.35%まで)
やっと出てきた景気の芽を摘むような税制、年金改革
そしてイラクへの自衛隊派遣など
まだまだ、きな臭い空気が漂います。
思い切った政策にて、パッと回復できないものか
改めて感じてるこのごろです。

■ 近況報告

先日、今年生まれた息子(10ヶ月)を
妻の求めるままディズニーランド初デビューとして連れて行きました。
しかしながら、いくつかがっかりする事が・・・

風が強く寒い日だったのでそれほど混んでなく
少し遅い時間だったので、早めに帰る人もいて
入り口に近い駐車場は結構がら空きの状態、
それにもかかわらず、駐車場の係員は
ディズニーランドの真裏に近い、かなり遠くの駐車場に行けと指図を出す始末。
(ご存知の方もいると思うがそこだと1Km以上徒歩で20分くらい離れてる)
ベビーカーの小さな子供がいるため
しばらく係員と問答をした挙句「規則なので・・、車椅子なら・・」
ベビーカーと車椅子、どれほどの違いがあるのだろうか?
車椅子なら入り口近くの駐車場に止められて
ベビーカーは20分近く歩けとのこと、

たぶん、ディズニーランドに来ているお客のほとんどが
子連れのお客であり、ベビーカーをまでも優遇処置してたら
とんでもない数のお客が発生するから優遇処置はできないのであろう。

案の定、中に入っても、
並ぶ施設では入り口でベビーカーを預け、
吹きさらしの寒空の下で、並んでいる時間は数十分~1時間数十分、
(人気のあるラーメン屋の客寄せの行列ではあるまいし・・)
子供を抱きかかえて並んで待っていなければならない。
周りを見渡すとそんな子連れ夫婦が何十組もいる。
それが当たり前で、係りの人間も平然としている。
今まで20年の間、雨が降っても風が吹いても
このままの体制で行ってきたのである。

結局のところ、
ディズニーランドという、客商売の原点であるはずの娯楽施設が
ある一定の人気の中にあぐらをかき、20年間何の対策もしないまま、
少数の不満を閉じ込めてしまっただけではないのか?

多分私のように感じた人間は、
今までにかなり多くいるのだろうと思ってる。
子連れでディズニーランドを十分に楽しめるであろうか?

リピータとして訪れようとした場合、
子供が大きくなってちゃんと歩けるようになるまでは
たぶん私はごめんだろうな。

リピーターの確保、これはお店をやってる限り
客商売として考えるなら、とても参考になる反面教師でした。

結局のところ、駐車場は係員とかなり論争をして
係員にポールを退けさせて入り口に近いところに止めました。
これってかなりゴリ押しでしょうか?

それが慣れてしまって、当たり前になってること
身近なところに転がっていませんか?


■ BCPOSver.2

BCPOSはこの3月にver.2にバージョンアップします。
BCPOSも1998年に発売してからもうすぐ6年目になります。
約3500セットの販売実績と80種以上の業種で使用され
おかげさまで、全国のお店で常に稼動してる状態になりました。

今回のバージョンアップは、今年の4月に実施される
商品価格の総額表示義務づけに基づく大きな修正になります。

総額表示の問題は、前回のメールマガジンでもお伝えしましたが
すべての表示価格が税込みに変わるということは、
POSに対する影響力も多く、かなりの修正事項になります。
ビジコムとしては昨年の7月から総額対応のシステム変更に着手し
現在も総額対応に向けたプログラムの修正を行ってきました。

総額表示にともなうPOSの大きな修正点は
プライスカード(値札)の印字の変更や
内部の商品データベースに持つ価格の変更や
合計時の計算方法の修正、変更になります。

BCPOSでは、
税抜き価格を強制的に税込価格に書き換えるのではなく
税抜き価格と税込価格(総額)の二つの金額を温存させました。
この方法であれば、総額表示開始以前であっても
事前に価格修正を行い、事前にプライスカードの発行し差し替え
総額表示開始当日は、プログラムの設定を切り替えるだけで
総額表示対応が可能になります。
そして将来的にも、税抜きと税込み両方の価格があれば
個別商品の金額変更や消費税率の修正など
さまざまな価格対応に適応することが出来ます。

しかしながら、他メーカでは、
税抜き価格を無理やり税込価格に書き換え
臨時的に修正したメーカーもかなりあります。
この方法だと、税抜き価格がまるで存在しなくなり
価格の修正とプライスカードの差替えを同時に行わなければならず
お店をオープンしたままでは物理的にも不可能になります。

参照 http://www.busicom.co.jp/column/sougaku.html

またBCPOSでは、総額表示に対応した
5種類のプライスカードの印字を可能にしました。
総額表示対応には、プライスカードの差し替えという
物理的な作業が必要になります。
しかしながら、その作業は1日で出来るようなものではありません。
そのため、徐々に差し替えができるように
税込み、税抜きの両方の価格を印刷されたプライスカードの印刷を可能にします。

これら詳しい内容は、説明会にて詳しくご説明させていただきます。

■ TenpoVisor2(テンポバイザー2)

BCPOSと同様、
3月にTenpoVisorもTenpoVisor2にバージョンアップします。
今までのTenpoVisorは、ASP店舗本部管理システムとして、
サーバー上で店舗の売上や在庫、顧客等を集計し、
インターネット上のブラウザで表示するシステムでしたが
今回のTenpoVisor2は、より店舗に必要な機能として
店舗でのグループウェアとしての機能を追加しました。

その内容は
・店舗売上の比較グラフ化
・店長日誌
・全社スケジュール
・全社掲示板
・伝言板
・勤怠管理(オプション)
・社員・バイトスケジューラー(オプション)

 たとえば、店長日誌は各お店の店長、またはそれに準じる人が書いた
日報のコメントを、管理者や別な店長が読むことによって
コミュニケーションを図ったり、報告をしたり
お店の様子を伝えることが出来ます。

 また全社掲示板や全社スケジュールは、
店舗に一斉に送っていたFAXや掲示内容を表示させ
今まで個別に送っていたような伝達事項を全店で共有することが出来ます。

 また伝言板は、店舗同士で自由な議論をさせることにより
店舗同士の交流、コミュニケーションを強めて
売れ筋商品の情報や、お客様の嗜好など
色々な情報を共有することが出来ます。

 これらのコミュニケーション、情報の共有は
今までできなかったお店間同士の情報交換によって
お店を活性化させ、その情報は本部でも把握しやすくなります。

 また売上を店舗が比較できる状態で参照させることにより
店舗同士の競争感を強めることが出来ます。

TenpoVisor2においても説明会にてご紹介させていただきます。

■ BCPOS総額表示対応説明会のご案内(無料)

ビジコムでは総額表示に対応したBCPOSver.2、および新しいTenpoVisor2を
ご紹介させていただく説明会を1月、2月、3月と計6回開催させていただきます。

今回の総額表示対応では、ハード機器の買い替えをなしに、
出来るだけ費用のかからない形で行えるように対策させていただきました。

内容は「総額表示の問題」についての説明や、「BCPOSver.2のもつ機能」
「総額表示対応について」、「その費用」についてご説明させていただきます。

そのため、お店の総額表示対策や、店舗へのアドバイスを行うのに、
わかりやすく適切なセミナー形式の説明会になっています。

 お店様、販売店様には、遠方の方々もいらっしゃると思いますが
ぜひ、参加いただいてビジコムの総額表示対応をご理解ください。

     ●新規導入ご検討者様向け
      2004年1月21日(水) 14:00~16:30
      2004年3月26日(金) 14:00~16:30
     ●BCPOSご利用者様向け
      2004年1月22日(木) 10:00~12:00
      2004年2月10日(火) 10:00~12:00
      2004年3月26日(金) 10:00~12:00
     ●販売代理店様向け
      2004年1月22日(木) 14:00~16:30
      2004年2月10日(火) 14:00~16:30
  詳しくは
  http://www.busicom.co.jp/column/semi2004a.html
  申込みは
  http://www.tenpovisor.com/busicom/reserve/reserve.php

■ 記述後記
去年の春から取り掛かってる総額表示対応は、情報の少なさ
財務省の二転三転する内容の変更
 「POSの入れ替えを問うものではない」
→「POSの入れ替えが好ましい」(2003/09/31修正)
等々、色々な形で振り回されています。
しかしながら、どう考えてもPOSやその周辺帳票において
POSシステムのプログラム修正無しにやり切れるはずもなく、
当社としてもできるだけ早め、早めの対策を心得てきました。
しかしながら、その変更内容の多さ、および店舗数の多さに
対策に二転三転し、やっとここまでの報告が出来るようになりました。

もう4月1日までに3ヶ月切ってしまった状態なのに
内容の重大さのわりに、盛り上がらない問題意識
ほとんどのお店が見切り発車のまま進んでしまいそうな気がします。
それにもまして、大手メーカーの対応は、
コンビニ、スーパ、百貨店など大手流通程度にとどまり
それ以外の中小の専門店、個店、等の店舗には
ほとんど情報が回っていない状態です。
今回の説明会等によって少しでも早く
その危機意識と多くの情報が伝わればと思い
今回のメールマガジンを流させていただいたつもりです。

できるだけ多くの方々に参加いただければと思っています。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://bceo.blog22.fc2.com/tb.php/31-4fe911af