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性善説と性悪説 

十年くらい昔、私は毎月トレンディーと呼ばれる雑誌を毎月のように書店やコンビニで買って読んでいた。

今でも売っているはずだが、その時代のトレンド商品を紹介する雑誌で、今こういう商品が流行っているとか、売れているとか、中にはこういう商品が今から売れるとか、トレンディードラマとかが流行っていた時代だから、流行をいち早く察知し、その時代を風靡した生活をおくるのだから、それはそれでよかったのかもしれない。

しかし、ある日突然その本を買うのをやめた。それはどうも雑誌に踊らされて、流行ってもいないものを流行ってると思い込まされているような気がしていたからた。

まあ、トレンディーて雑誌はその為の本であるから、罪は無い。しかし貴方が今まで信じていたものか、まるで違う目的の為に行動していたらどうだろうか。

日本社会の世の中の多くは、性善説で構成されている。いや、今までは性善説だったと言う方が正しいかもしれない。

今までこの人は当然正しい事をすると信じていたら、実はその人は正しい事をすると見せかけて真逆の事をやっていたら?

極端な例をあげると、
警察がすべての犯人を逮捕する為でなく、一部の犯人だけを逮捕する組織だったら?

裁判所がすべて正しい判決をするのではなく、人によって判決内容にさじ加減をしていたら?

公務員が住民の為に仕事をしているのではなく、仕事をしているふりをしたり、上の命令によって動いたり動かなかったり、必要なとこにお金を回さず自分たちの利益になる仕事ばかりしていたら?

世の中がどうもおかしくなっている気がする。信じていたものが、信じられなくなってきている。

選挙だ選ばれた人間が、その国民の為に仕事をするのではなく、他国の利益の為に仕事をしている。
世の中の新聞やテレビ、ニュースがまるでトレンディー雑誌のように、流行を流行らせるのように人々を誘導し操ってる。

法律で違反だとわかっていても行政や政治が動かず、違法状態のまま放置したり、裁判所で違法だと認めても、行政がいいと言うからそのままでいいと言う。

司法と立法と行政が三権分立しているんだと思い込んでいたら、いつの間にか裁判所は違法性を指摘するだけの機関に成り下がっていて、行政の出先機関と成り下がっている。

世の中は嘘だらけ、性善説から性悪論へ、考え方を改めていかないと他人はおろか、自分の身を守る事も難しいなってきている。

今まで警察や裁判所、政府や公共機関はすべて国民の為にあるんだと思ってきたが、最近はそうでない。彼らは自分たちの利益の為に動いているのではないか。

世襲政治家が政治を操り、縁故入社の公務員が行政サービスを行いそこには競争もなく、真実を権力者側よりに伝えるマスコミがいて、大きな問題を抱え込んでいても見て見ぬふりをする。

その原因はやはり福島原発事故に尽きる。当然あんな大きな事故を起こしたのだから、世の中は変化すると思っていたが、日本にはもうすでにその自浄能力さえ失ってしまったようだ。
当然捕まるべき者が捕まらず、無くなるべきものが無くならず、助けられるべき者が助けてもらえず、潰されるべきモノがのうのうと生き残っている。

私は、全ての公務員や警察、検察、裁判所が悪いとは思ってはいない。
上のトップ連中が国民の為の仕事をせず、自分達の保身の為なやの仕事をしているんだろうと思っている。ただ、結果的にそのトップ連中の指示で動いていないのは確かであり、困った者には手を差向けず、世の中が一部の者のやりたい放題になりつつある。

今、自分にできる事は、この矛盾したシステム構造を解明しつつ、洗脳された人たちを理をもって解き放つ事、これはデモや紛争ではなく教育によって行うべきなんだろうと思う。

一歩一歩、踏み進んでいくしかない。
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