流通業とweb2.0 1.
最近なにかと話題のweb2.0ではあるが
私は流通業ほどweb2.0の似合う業種はないと考えてる。
流通業は本来、商品を仕入れ、店頭に並べ、顧客に売る。
その仕入れる商品に、ここの流通業者が独特の知識、ノウハウを持ち
そこにいろいろなカテゴリー、業種が生まれる。
流通業にはその商品を仕入れたり、扱ったりするノウハウとは別に
その商品を売るノウハウが必要になる。
従来であれば、店舗を構え、街行く人々に商品を見せて販売した。
しかしながら、今の流通は大きな曲がり角に来てるといえる。
景気は回復しつつあると聞くが、私はあまりそうは感じていない。
物を消費する消費者の可処分所得は、ここ近年益々目減りしている。
(可処分所得→税金、社会保険料等を引いた自由になる手取り収入)
消費に回せる金額が減ってる分だけ、無駄な買い物はしなくなってる。
しかし方や、扱う商品が特殊だったり、高所得者向け小売は伸びている。
今小売業が伸び悩んでいるのは、
店の前を通りがかる人がその商品を必要としないだけであって、
その商品を必要としてる人の前に店を開けばいいのである。
つまり、商品と顧客のマッチングがうまく出来ていない。
これがうまく出来れば売上を伸ばせる可能性がある。
今までの流通業のwebの使い方は、HPを作ってお店を紹介するだけだった。
HPを開いて、お店を紹介したり、場所、営業日時を発表するだけ、
これはweb1.0の考え方である。
ちょっと工夫して、楽天に出展したり、ヤフーでオークションにかけてみたり
アマゾンに平行出品してみたり
しかし、ただ単に楽天に出展するだけでは、
人が集まるショッピングモールに2号店を出したに過ぎない。
2号店には人が集まっても、最初の1号店は寂れたままだ。
ショッピングモール(楽天等)の客は自店の客ではない。
いつ退館命令が出るかわからないし、テナント料も高い。
ショッピングモールで買い物をして、そのお店の名前を覚えているだろうか?
場所や雰囲気では覚えていても、そのお店の名前をいえる人は少ない。
そのショッピングモールから外されることによって顧客は忘れてしまう。
まして、ショッピングモール自体が閉めてしまう可能性もある。
特にネット上のショッピングモールなんて採算が合わなくなったら一発閉店だ。
ネット上のショッピングモールに出展することはweb1.0だと考えてたほうがいい。
そのサイトがなくなれば店ごと消える。
ただし、そのショッピングモールがRSS対応になったら話は別だ。
RSSでは、そのお店の新着情報などをピックアップして見せることが出来る。
RSSはweb2.0の定義でもある。
しかし現在のネットショッピングモールがRSS対応に即なるとは思えない。
RSSは部分的に情報をピックアップできるため、ショッピングモールに対しては致命傷だ。
従来型のショッピングモールは、そのモール自体に集客することが命であり
そのモールの新着情報の一部分だけをRSSリーダーなどにつまみ食いされることはさせにくい。
楽天などが本当の意味のRSS対応するなら、喝采もので私も批判的な評価を変えよう。
しかし、来店数、ページビュー、出展料にこだわってる限りは希望も薄い。
楽天がweb1.0と言われるゆえんである。
ショッピングモールがRSS対応になれば、そのXMLを使っていろいろな可能性が出てくる。
出展者は新着のRSSを作成すれば、自分が出展している複数モールすべてに一発変更が可能になる。
でも、それをモールがさせると、他社のモールに出展者が流れていく可能性が大である。
そのため、出展者は複数モール出展してる場合、各社ごとにページを書き換えてる。
中には楽天のように商品データのCSV流し込みに1万円ものオプション代を課してるとこもある。
実に無駄な作業の連続である。
お店の立場から見ると、お店で更新した商品のRSSが、各モールに反映してくれれば一発である。
しかし、そのためには、店舗側にそれを作成するシステムが必要になる。
つづく
私は流通業ほどweb2.0の似合う業種はないと考えてる。
流通業は本来、商品を仕入れ、店頭に並べ、顧客に売る。
その仕入れる商品に、ここの流通業者が独特の知識、ノウハウを持ち
そこにいろいろなカテゴリー、業種が生まれる。
流通業にはその商品を仕入れたり、扱ったりするノウハウとは別に
その商品を売るノウハウが必要になる。
従来であれば、店舗を構え、街行く人々に商品を見せて販売した。
しかしながら、今の流通は大きな曲がり角に来てるといえる。
景気は回復しつつあると聞くが、私はあまりそうは感じていない。
物を消費する消費者の可処分所得は、ここ近年益々目減りしている。
(可処分所得→税金、社会保険料等を引いた自由になる手取り収入)
消費に回せる金額が減ってる分だけ、無駄な買い物はしなくなってる。
しかし方や、扱う商品が特殊だったり、高所得者向け小売は伸びている。
今小売業が伸び悩んでいるのは、
店の前を通りがかる人がその商品を必要としないだけであって、
その商品を必要としてる人の前に店を開けばいいのである。
つまり、商品と顧客のマッチングがうまく出来ていない。
これがうまく出来れば売上を伸ばせる可能性がある。
今までの流通業のwebの使い方は、HPを作ってお店を紹介するだけだった。
HPを開いて、お店を紹介したり、場所、営業日時を発表するだけ、
これはweb1.0の考え方である。
ちょっと工夫して、楽天に出展したり、ヤフーでオークションにかけてみたり
アマゾンに平行出品してみたり
しかし、ただ単に楽天に出展するだけでは、
人が集まるショッピングモールに2号店を出したに過ぎない。
2号店には人が集まっても、最初の1号店は寂れたままだ。
ショッピングモール(楽天等)の客は自店の客ではない。
いつ退館命令が出るかわからないし、テナント料も高い。
ショッピングモールで買い物をして、そのお店の名前を覚えているだろうか?
場所や雰囲気では覚えていても、そのお店の名前をいえる人は少ない。
そのショッピングモールから外されることによって顧客は忘れてしまう。
まして、ショッピングモール自体が閉めてしまう可能性もある。
特にネット上のショッピングモールなんて採算が合わなくなったら一発閉店だ。
ネット上のショッピングモールに出展することはweb1.0だと考えてたほうがいい。
そのサイトがなくなれば店ごと消える。
ただし、そのショッピングモールがRSS対応になったら話は別だ。
RSSでは、そのお店の新着情報などをピックアップして見せることが出来る。
RSSはweb2.0の定義でもある。
しかし現在のネットショッピングモールがRSS対応に即なるとは思えない。
RSSは部分的に情報をピックアップできるため、ショッピングモールに対しては致命傷だ。
従来型のショッピングモールは、そのモール自体に集客することが命であり
そのモールの新着情報の一部分だけをRSSリーダーなどにつまみ食いされることはさせにくい。
楽天などが本当の意味のRSS対応するなら、喝采もので私も批判的な評価を変えよう。
しかし、来店数、ページビュー、出展料にこだわってる限りは希望も薄い。
楽天がweb1.0と言われるゆえんである。
ショッピングモールがRSS対応になれば、そのXMLを使っていろいろな可能性が出てくる。
出展者は新着のRSSを作成すれば、自分が出展している複数モールすべてに一発変更が可能になる。
でも、それをモールがさせると、他社のモールに出展者が流れていく可能性が大である。
そのため、出展者は複数モール出展してる場合、各社ごとにページを書き換えてる。
中には楽天のように商品データのCSV流し込みに1万円ものオプション代を課してるとこもある。
実に無駄な作業の連続である。
お店の立場から見ると、お店で更新した商品のRSSが、各モールに反映してくれれば一発である。
しかし、そのためには、店舗側にそれを作成するシステムが必要になる。
つづく
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- [2006/10/03 23:39]
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